日々の野菜帖

スイートポテト

  • 文・写真 高橋良枝
  • 2017年11月13日

  

 直売所は秋盛りの野菜で溢れています。小ぶりで形がいい、さつま芋を見つけました。このカタチ、スイートポテト!

 子どもがまだ小さい頃によく作った、懐かしい昭和のおやつでした。材料はうろ覚えでしたが、昭和の家庭のおやつは適当なレシピでもできるのがよいところ、と自己弁護して、秋の味覚を久しぶりに味わいました。

材料

小ぶりのさつま芋2本/バター、砂糖、卵各適量/塩少々

作り方

1 さつま芋は蒸してから、縦二つ切りにし、中身をスプーンでくりぬく。

2 ボウルに1のくり抜いたさつま芋をほぐし、バターと砂糖、塩を加えてよく混ぜ合わせる。

3 くりぬいた皮の中に2をこんもりのせて形を整える。

4 卵の黄身を割りほぐし、3の上に刷毛で塗る。

5 4を200℃のオーブンに入れ、15分ほど焼き、こんがり色づいたら出来上がり。

 黄金色の秋の実り。甘くてバターのコクがあるだけのシンプルな味が、懐かしく好ましいおやつになりました。紅茶ともベストマッチ。

    ◇

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高橋良枝さん「日々の野菜帖」

 いつまでも伝えていきたい旬がつまった野菜レシピが満載。著者はリトルプレスで人気の「日々」の編集長。この本は著者が1年にわたるがん闘病中の、その余命を慈しむような丁寧な料理や野菜との日々がつづられている。写真、文、料理、スタイリングすべて本人が行い、自然の恵みを豊かにいただくヒントが満載。(隔週更新の予定です)

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PROFILE

高橋良枝(たかはし・よしえ)『日々』編集長

1942年横浜生まれ。大学卒業後、出版社に入社、雑誌の編集に携わる。出産後7年間、2人の子どもを育てる専業主婦として、明治生まれの家事上手な祖母から学んだ料理や、新しい料理、菓子作りにいそしむ。30代半ばでフリーの編集者、ライターに。42歳で編集プロダクション「アトリエ・ヴィ」を設立、多くの雑誌や書籍の編集、PR 雑誌を制作。60歳を過ぎて料理や器、旅などをメインテーマにしたリトルマガジン『日々』を創刊、日々の暮らしにそっと寄り添う雑誌として、多くのファンを持つ。2015 年に創刊10周年を迎えた。70歳を超えた今も、好奇心のアンテナに引っかかる人やものがあると、軽やかに赴く。2017年4月24日永眠。
 ・『日々』のショップはこちら
 ・インスタグラムyochi73

BOOK

「日々の野菜帖」(発行・朝日新聞出版) 高橋良枝 著

写真

野菜をおいしくいただきたい雑誌『日々』の編集長である著者が余命1年のなかで綴ったレシピたち。日々、一食一食を大切にし、愛にあふれた料理。手をかけて料理する喜びがたっぷり詰まった「日々の野菜帖」。
税込2160円

「昭和ごはん」(発行・朝日新聞出版) 高橋良枝 著

写真

シュッ、シュッ、かつお節を削る音。トントン、きゅうりを切る音。ジュージュー、さんまを焼く音。コトッ、コトッ、ふろふき大根を煮る音。懐かしい台所の音が、一冊に込められている。季節の「旬」を味わうレシピ70。「日々」の暮らしの中で紡いで来た昭和の家庭ごはん。
税込1620円

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