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秋の口紅、服と一緒に楽しんで

  • ファッション・ビューティジャーナリスト 松田アヤノ
  • 2017年12月6日

マックスマーラ=大原広和氏撮影

 ワイン、プラム、グレープ。みずみずしくてなんだかおいしそうな名がついているのは、今秋冬用の口紅やリップグロスなどの注目色。そう、今シーズンは、全て紫なのだ。

 洋服の店には、赤やバーガンディ、ダークグリーン、マスタードなどのシックなディープカラーが並んでいる。そんな服と相性が良いのが紫の口紅。ここ数年、赤い口紅を使う人が増えて、濃い色に抵抗がなくなっている人も多い。ぜひ今年の紫をチャレンジしてみて!と、お伝えしたいところだが、ちょっと待って! 今年の紫は、多くの日本人の顔立ちや肌色に合わせるのが難しい色なのだ。

 特に、年齢を重ねて肌のくすみが気になる世代には曲者。もちろん、いま店頭に並ぶ最新の商品はクリアで軽やか。毒々しく見えないものに進化している。しかし、薄くつけて唇の透明感が増せば肌のくすみが余計に目立つし、つけ過ぎれば青みが強くなって顔色が悪く見える。流行色とはいえ、合わない色もある。

プラダ、いずれも2017年秋冬コレクションから=大原広和氏撮影

 今、すてきに見えるのはヘルシーで洗練されたシックなメイク。私の解決策は、売り場で「紫の口紅」の隣にある色を選ぶこと。濃いブラウン系やコーラル系は、肌色がイエローベースの方によく似合う。肌が白くてピンク系なら、グレーがかったローズやはっきりとした赤を。どちらもリップブラシでつけるのがエレガントに映るポイントだ。

 これなら今季のマックスマーラのような鮮やかな赤や茶、プラダのようなダークグリーンの服にも合い、肌にハリがあるように見えて洗練された印象になる。

 二つ目のコツは、くれぐれも全体にはつけないこと。グロスなら中央にのせればふっくらと見える。口紅もぽんぽんと軽くつければ、透明感のあるカジュアルな唇に見えるはず。付け方を様々に試して楽しんでみてほしい。

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PROFILE

松田アヤノ(まつだ・あやの)ファッション・ビューティジャーナリスト

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1971年生まれ。日本版「VOGUE」などを経て、2006年に独立。ファッションとヘアメイクのトレンドを取材している。

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