クリトモのさかな道

もしかしたらお初「ゲンゲ」

  • 文・写真 栗原友
  • 2018年2月6日

可愛い表情してる

 夫に「中華料理で蒸し物作りたいから、何か魚買ってきて」と頼んだら、1枚写真が送られてきました。なにこれ、どじょう? でももっとつるっとしていてヌメヌメしている……。すると「幻魚だよ」と。

 なにこれ、なんて読むんだろ? げんぎょ? というわけで、今回は「ゲンゲ」です。ゲンゲがどんな魚か調べてみると、日本海ではカニの底引き漁の副産物として有名なのだとか。でも、あまり食べられることはなかったようです。ここ最近注目されていて、知名度が少しずつ上がってきているようですが、値段は高くはないんだそうです。

 この魚、触ってみるとぶっよぶよ。つるんつるんで、べっとべと。夫はこの魚をなぜ選んだのだろう? 調べてみてわかったのが、骨がやわらかくてから揚げとかにするといいみたいですが、とりあえず三枚下ろし。三枚におろしてもぬるっぬる。水でよく洗って丁寧に水気を切って、野菜と一緒に重ねて知人の中華料理のシェフが作った大豆のソースをかけて約20分ほど蒸しました。

白菜、じゃがいも、ゲンゲ、ビワマスも入れました

 お味はというと、とーっても美味! ゼラチン質が多めなのでとろっとろ。そして甘くてふわふわしています。やっぱり見かけだけで判断はできませんね。

 実はうちの冷蔵庫にさばいていない状態のゲンゲがバットにきれいに並べて置いてあります。水分ぬいてるのかしら。どんな料理になるのか楽しみです。

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PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

東京都出身。趣味の旅行や留学中に出会った外国の味を、日本でも簡単にアレンジできるレシピを紹介すると共に、旅と食の楽しさを様々なターゲットに向けて提案している。2012年から4年間、築地の斉藤水産で修行。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や魚を用いた食育に力を入れている。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

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