RELIFE STUDIO FUTAKO

映画女優に学ぶ、美しさの磨き方。 ~萩原麻理さん[PR]

  • IDEA:03
  • 2018年4月6日

True beauty comes from inside — from the spirit.— Audrey Hepburn
「真の美しさは、内面、つまり心の中から、思考や行動からにじみ出るものである」—オードリー・ヘプバーン

 スクリーンに映る女優たちの花開くような美しい微笑みは、大切なプライベート空間で、安らぎ、自分と向き合う時間から生まれているのかもしれない。映画ライターの萩原麻理さんが、今昔のハリウッド女優の内面から表れる美について綴ります。

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人に見られているからこそ、自分自身である美しさを切磋琢磨する


 「キレイ」には「人から見るキレイ」と、「自分が感じるキレイ」がある。もちろん、理想は自分のことをきれいだと思えて、それが人にも伝わること。そのためには人の目や、他のものに映る「鏡像」ではない自分の姿を内側に持っているかどうかが鍵になる。

 モデルや女優といった職業に就いていると、それはきっとかなり切迫した問題だろう。周りをぐるっと鏡で囲まれているようなものだから。当然メイクアップやライティングといったプロの技が彼女たちをサポートしているし、若さや美しさを保つ秘訣はいくらでもある。でも、とくに外見以上に、表情や動きを通じて見る人のエモーションに訴えかけ、共感を生むのが仕事である俳優は、知的な人ほど内面を重視するようになる。

 絶世の美女を次々世に送ったハリウッド黄金期だが、個性やパーソナリティが装いとして表れた女優は「スタイル・アイコン」としても愛された。その人らしいスタイルを持つのは、外見と内面がうまく折り合っていることのしるし。生き方は違えど、彼女たちには流されない強さと知性があった。恋に生き、晩年までテレビや映画に出演しつづけたローレン・バコール。

 ハンサムなルックが似合うキャサリン・ヘプバーンは、授賞式にも出ないほど業界と一線を引いていた。動物や子どもを愛し、ユニセフの活動でも知られるオードリー・ヘプバーンは、いつまでも凛とした清潔さを持っていた。女優として年齢を重ね、存在感を増すのは昔の方が難しかったはずだ。

 ただ、いまの映画界を見ていて大変そうなのは、作品やマスコミだけでなく、ソーシャル・メディアという強烈な自意識の鏡がもうひとつあること。だからこそ、それとうまく距離を保ち、自分のライフスタイルを守るヤング・ハリウッドが頭角を表しているのかもしれない。プライバシーについてはけっして話さないエマ・ストーン。環境活動家で、山から湧き水を汲んでくるような生活を送るシャイリーン・ウッドリー。シアーシャ・ローナンに会ったときも、アイルランドの普通の大学生と変わらない雰囲気が新鮮だった。彼女たちの作品を見ていると、気持ちの健やかさが演技の向こうから伝わってくる。正直でまっすぐな輝きがある。

 ソーシャル・メディアとの距離もそうだが、そんな輝きは自分ひとりの時間を持つことから生まれるのかもしれない。四六時中携帯をのぞくのではなくて、むしろ孤独になること。本を読む、散歩をする、何かを学ぶ。パーソナルなスペースで過ごす時間を大切にする。いまハリウッドで一番肢体が美しいゾーイ・サルダナと話したときには、ダンサーとして訓練を受けた経験をこんなふうに話していた。

 「私は外見がちょっと変わっていて、小さい頃よくからかわれたんだけど、踊っていると自分が美しいと思えたのね。自由をくれたの。女性ってもともと考えすぎてしまうところがあるから、スポーツでもダンスでも、体を動かして、自分の頭の外に出る時間を作るといいんじゃないかな」

 何をするかは人それぞれ。でも、きっと自分の中に自由を見つけることが自信につながる。英語ではそれを「feel comfortable in my own skin」自分の体と折り合いをつけて、居心地よく感じること、と表現する。体の中に、心がちゃんとあること。いつも人に見られているからこそ、女優は「自分自身である美しさ」を切磋琢磨している。

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萩原麻理 (はぎはら・まり)
映画ライター。集英社『SPUR』での映画レビューのほか、同誌のウェブで「ファンガールの映画日記」を連載中。翻訳も手掛ける。趣味は散歩と、猫と遊ぶこと、フットボール観戦。

 二子玉川「蔦屋家電」にオープンしたばかりの「RELIFE STUDIO FUTAKO」が目指すのは、ショップでもショールームでもない“ライフスタイルのコミュニティスタジオ”。これからこの場所で出会う、多くの人たちと生活の喜びや楽しみを分かち合いながら、一緒に“RELIFE”(新しい生き方やくらし方)の種を蒔き、そのアイデアを大きく育てていきます。
 この連載では、“RELIFE”にまつわるアイデアをご紹介していきます。

RELIFE STUDIO FUTAKO 公式サイトはこちら

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THEME:「映画女優が見せる新しい美しさ」
OPINION:萩原麻理(映画ライター)
      金原由佳(映画ジャーナリスト)
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