クリトモのさかな道

食べ方2種類! 北海道・海峡知内カキのお取り寄せ

  • 文・写真 栗原友
  • 2018年5月15日

殻も大きめ

 夫から連絡が。「とてもいいカキを見つけたから食べてみない?」。もちろんいいですよ、でも幾らなんですか? 高級なんですか? いつ届くんですか? 私のタイミングに合わせてもらえますか? と、質問攻め。先週は出張もあったし撮影ラッシュだったし、なかなかしびれるスケジュールをこなしていました。なので、やっと落ち着いて自宅で食事ができる土曜に決定。名前は北海道の「知内(しりうち)カキ」。

中身ぎっしり

 カキはね、疲労回復にいいんですよ。私が斉藤水産に勤め始めたころ、カキむきとカキ売りを担当していたのですが、私は本当は鮮魚を担当したくて、仕事を嫌々やっていた時があったんです。でも、ここで腐ってはいけない。仕事を楽しむようなんとかしなくてはと、カキについて勉強し、その時に知ったのが、カキに含まれるグリコーゲンや必須アミノ酸、タウリンはいいことばかり。疲労回復、美肌効果、消化を助け、血中コレストロールの上昇を抑える効果があるとかないとか言われています。なので、疲れがたまっている私にぴったりの食材。

内臓パンパン。おいしいよ~

 今回の食べ方は2種類。生と紹興酒漬け。紹興酒漬けは米油で炒めた長ネギのみじん切りを紹興酒、しょうゆ、砂糖と混ぜ、刻んだミョウガとあえてタレを作り、カキを3時間ほど漬け込んだもの。これをカットして香菜を添えていただきます。これ、夫の創作料理、なかなかイケます。あとはおいしいポン酢をかけてつるんといただきます。このカキ、とても濃厚! とは違います。何個食べてももっと食べたいと思える感じ。食べていて「あれ、まだいけるな」と思うほどわりとあっさりしているのですが、甘みがすごいんです。本当に甘い。

カキの紹興酒漬け。酒のアテだな

 北海道の外海、海流の早い津軽海峡沖で育った唯一のカキで、沖で育てた種ガキを栄養が行き渡るようにバラしてプランクトンが豊富な海域へ移動させて育てているとのこと。この手間をかけているからこそ実現できるクオリティーなのだそうです。販売期間は5~8月の限定販売だとか。気になる方は調べてお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。おすすめです。わたし、大好きなタイプです。

[PR]

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

PROFILE

栗原友(くりはら・とも)料理家

写真

1975年生まれ、東京都出身。2012年から4年間、築地「斉藤水産」に勤務した。現在は料理教室を中心に活動する傍ら、魚料理の啓蒙や、魚を用いた食育に力を入れている。また、東京・浅草の遊園地「花やしき」内の居酒屋「夜のさわぎ」をはじめとする飲食店のプロデュースなど、幅広く活動中。近著に『クリトモの大人もおいしい離乳食』(扶桑社)、『クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』(朝日新聞出版)。http://kuritomo.co.jp/

今、あなたにオススメ

Pickup!

Columns