キレイのヒミツ

<10>いま大切だと思うのは「持続できること」。 早坂香須子さん

  • 記事提供:
  • 2017年5月22日
  • 写真:イラスト/大橋美由紀

    イラスト/大橋美由紀

  • 写真:早坂香須子さん

    早坂香須子さん

  • 写真:ネロリラ ボタニカ<br>インテンシブ ビューティーセラム(2層式美容液)<br>32mL 7000円(税別)<br>0120-666-877(ビーバイ・イー)

    ネロリラ ボタニカ
    インテンシブ ビューティーセラム(2層式美容液)
    32mL 7000円(税別)
    0120-666-877(ビーバイ・イー)

[PR]

 国内外の多数の女優・モデルからの指名が絶えず、インスタグラムのフォロワー数は7万人超。幅広い世代の女性の美を引き出すメイクアップ・アーティストの早坂香須子さん。大人の女性ならではの演出におすすめの方法や、キレイを生み出すプロダクトに込めた思いについてお聞きしました。

    ◇

逃げ道を用意して、
許しながら自分に向き合っていく

――40代前後はカラダにさまざまな変化を感じる時期。その世代の女性の“キレイ”とはどんなことですか。

 肌や髪などのパーツはあちらこちらに衰えを感じたりして、確かにどこかひとつのポイントではまかなえなくなる時期かもしれないですね。でもその分、自然ににじみ出る雰囲気や空気感など、すてきと思われる大人の女性は、その人全体としての魅力を感じさせます。表面に見える部分だけでなく、姿勢や所作の美しさや、自分に似合うものを知っていて効果的に魅力を表現できているかなど、意識や内面の知性が問われるのではないでしょうか。

 私自身、そうした部分が求められる世代です。これまで、食事ならビーガン食や低糖質食などいろいろ取り入れてきましたが、いま大切だと思うのは「持続できること」。短期集中型の一過性のやり方ではなく、長く続けられて習慣化するためには、ストイックになりすぎないように。たとえば電車の中でも背筋を伸ばしていようとか、ちょっとした心がけを意識しています。

 とはいえ、最低限手をかけなくてはいけないことはもちろんあります。トークショーやメイク講座などで、「クレンジングが面倒でメイクを落とさずに寝てしまう。でもキレイになりたいんです」なんていう相談や質問を受けますが、これはNG。ムリですよ(笑)。

 そんなときは、逃げ道を用意しておきましょう。いつもはクリームクレンジングで丁寧に落としていても、疲れておっくうなときは、拭き取っておしまいのミルクで済ませたり、オイルで乳化させてサッと洗い流したり。複数のアイテムを持っておけば、そのときに応じて使えます。自分に罪をつくらず、許しながら向き合っていけたらいいですよね。

雰囲気づくりには、香りも重要要素です

――表に見えない部分からの雰囲気づくりとして、ほかにはどんなことがありますか。

 それなら香りが効果的。香りは脳の大脳辺縁系にダイレクトに届きます。大脳辺縁系は原始脳とも言われ、快・不快など人間の本能的な感覚や記憶をつかさどるので、人に与える印象を演出できますし、好きな香りに包まれれば、自分も心地いいですよね。

 オリジナルのスキンケアブランド「ネロリラ ボタニカ」でも、香りは重要要素です。ピンク色の水液層とオレンジ色のオイル層の2層タイプの美容液「インテンシブ ビューティーセラム」は、使うたびにジャパニーズネロリの澄んだ晴れやかな香りが広がります。佐賀県産のウンシュウミカン花水、熊本県産ナツミカン花水、熊本県産ナツミカン花油、日本産のかんきつの花から抽出した香りは、どこか懐かしくあたたかみを感じさせてくれるはず。香りも色も、自然農法や有機農法で育ったオーガニックな天然素材によるものです。

――日本産にこだわったのには理由がありますか。

 実は、このプロダクトに用いた温州ミカンの産地である佐賀県唐津市には、後継者不足で放置されてしまったミカン畑がたくさんあります。野生化していた温州ミカンを有効利用すべく、官民学一体で取り組む中で、花から香りの成分を採取することに成功したという経緯があるんです。

 過疎化の影響で荒れてしまった畑の土壌を再生できたり、素晴らしい日本の生産者の方々に活躍の場が生まれるなど、これからは、こうした社会貢献もできるプロダクトづくりがスタンダードになればと考えているんです。

 美を生み出すアイテムが、効くのは当たり前の時代。ただ「売れればいい」だけでつくられるとしたら、少しさみしい気がします。一人の女性としても、自分の住む土地や社会の環境、未来といった目に見えない背景までまとって、それがにじみ出る。そんな“キレイ”も、大人ならではではないかと思っています。

(文・野田まゆ)

    ◇

早坂香須子(はやさか・かずこ)

ビューティー・ディレクター、メイクアップ・アーティスト。看護師として大学病院に勤務後、メイクアシスタントを経て1999年に独立し国内外のモデルや女優から支持を集める。豊富な渡航経験から、自然との共存・心身の健康を志し、アロマやクレイなどが持つ自然療法などに着目してアロマテラピー・植物学を中心としたオルタナティブな療法を学ぶ。AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。NEROLILA Botanicaブランドディレクターを務める。著書に『YOU ARE SO BEAUTIFUL~最高の私に出会う7日間~』(カエルム)、『100%BEAUTY NOTE 早坂香須子の美容A to Z』(KADOKAWA)がある。

画像

この記事を気に入ったら
「いいね!」しよう

今、あなたにオススメ(PR)

Pickup!