運慶展

国宝 運慶願経(法華経巻第八)

■天才仏師・運慶の傑作が集結
 平安時代から鎌倉時代にかけて、輝かしい彫刻の時代を牽引した仏師、運慶(生年不詳〜1223年)。
  運慶は生涯に多くの作品を造ったとみられますが、運慶作あるいはその可能性が高いと考えられているのは、三十軀前後しかありません。それらは全国各地に分散し、寺院等に所蔵されているお像は門外不出の場合もあるため、大規模な運慶展はこれまで実現しませんでした。今回は、運慶と縁の深い奈良・興福寺の中金堂再建記念事業として企画され、同寺所蔵の運慶の作品が出品されます。さらに京都、和歌山、愛知、静岡ほか、各地で大切に守り継がれてきた仏像も結集することとなり、史上最大の運慶展が実現しています。

■運慶の作風の誕生と継承
 運慶は十二世紀に流行していた仏像の表現スタイル、定朝様とはまったく異なる新しい表現を生み出しました。生命力がみなぎる国宝「八大童子立像」(和歌山・金剛峯寺蔵)や肖像彫刻の最高傑作である国宝「無著菩薩立像・世親菩薩立像」(奈良・興福寺蔵)に代表される、迫真性に満ちた造形がみどころです。
 運慶自身の初期から晩年までの作品が展示されるとともに、父・康慶、息子・湛慶、康弁ら親子三代の作品を加え、独創的な造形の誕生とその継承という視点からも運慶作品を捉えます。

■博物館ならでは、運慶の新たな魅力
 国宝「八大童子立像」(和歌山・金剛峯寺蔵)をはじめ多くの作品は、後ろ姿を含め360度全方位から見ることができます。このような展示方法は博物館ならでは。新たな運慶の魅力を発見することができるでしょう。

会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
会期:2017年9月26日(火)〜11月26日(日) ※月曜休館
開館時間:午前9時30分〜午後5時
※金曜・土曜および11月2日(木)は午後9時まで開館
※入館は閉館の30分前まで
[展覧会公式サイトはこちら]

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