18年春夏ミラノ・コレクション

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 9月下旬、2018年春夏ミラノ・コレクションが開かれた。今回のコレクションでは、オーガンザやシフォンといった透け感のある素材(トランスペアレント)を重ねて、軽やかなフェミニンスタイル。一方で、テーラードジャケットやマウンテンパーカーのディテールは男性的な印象に。対照的な要素が、鮮やかな色彩や柄、手仕事的な装飾美によって豊かなコントラストとして表現されていた。
 レトロシックでユーモラス。グッチは、薄暗い空間でおとぎ話のようなファンタジックな世界に誘う。時代を軽々と駆け抜けるスーパーミックスは健在で、今季はエルトン・ジョンとコラボレーションしてロックスタイルも加わった。
 プラダの会場にはアメリカンコミック調の絵が描かれ、さまざまな女性のイラストがコラージュされたコートやドレスが登場。
 ジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターに就任したルーシー・メイヤーとルーク・メイヤー夫妻は、ブランドの遺伝子ともいえるスーツやホワイトシャツなどの洗練されたスタイルにモダンなエッセンスを添えた。
 メンズウェアで経験を積んだポール・サリッジは、ロベルト・カヴァリの新デザイナーに就任。また、エトロは創立50周年を迎え、ヴェルサーチはブランド創設者ジャンニ・ヴェルサーチの没後20年を機に、90年代のアイコニックなプリントを再現。フィナーレには、ナオミ・キャンベルやシンディ・クロフォードら往年のスーパーモデルが登場した。
 自分だけの自由を思い描き、アクティブで活動的に生きる。新しいロマンチックを抱く女性像が立ち上がっているように思えた。
(photo:Hirokazu Ohara / text:Tatsuya Yamaguchi)

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グッチ(Gucci)
プラダ(Prada)
ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)
エトロ(ETRO)
ジル・サンダー(Jil Sander)
マルニ(Marni)
フェンディ(Fendi)
ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)
アルベルタ・フェレッティ(alberta ferreti)
ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)
ブルマリン(Blumarine)
ミッソーニ(Missoni)
モスキーノ(Moschino)
ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)
トッズ(Tods)
ヴェルサーチ(Versace)
アツシナカシマ(Atsushi Nakashima)
ウジョー(Ujoh)
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