ハワイ島のキラウエア火山に棲む女神ペレの物語

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 いつもと違ったハワイをのぞいてみませんか?
 ハワイ文化の代表格ともいえる「フラ(フラダンス)」。ハワイ島のキラウエア火山に棲(す)む女神ペレは、火山の女神であると同時に破壊と創造の女神として、ハワイ文化圏でもっとも敬い親しまれてきました。そんなペレの物語としてもっとも有名な「ペレとヒッイアカ」を、フラ・ドラマ『ホロ・マイ・ペレ』として舞台用に再編。チャント(詠唱=完全ハワイ語によるうた)と解説を加えた完全日本版の写真集が出版されました。
 フラは、海や大地や花や人の動きや心などを表現していて、これらはハワイアンの魂を映し出しているとされています。文字を持たなかったハワイの人々が伝承してきた神話や祈りを、舞台『ホロ・マイ・ペレ』を通して、一部を紹介します。(キャプションやプロフィール内の表記はいずれも、ハワイ語に忠実に表記しましたので、「ッオアフ島」=オアフ島など、日本で一般に使用されている記載とは異なることがあります)

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    PROFILE

    プアラニ・カナカッオレ・カナヘレ(Pualani Kanaka’ole Kanahele)

    純ハワイアンの血を引き、祖先系統継承の責任者でもある。数世代に渡りフラ伝統芸能を引き継ぐ一家に生まれ育つ。西洋教育機関で学び、芸術分野で学士号を取得。2006年冬、69歳でハヴァイッイ大学マーノア校より哲学博士号を取得。ハワイ大学システムで準教授として勤務した後退職。ハワイ大学ヒロ校、マウイ短期大学、ハヴァイッイ短期大学にて教鞭(きょうべん)を執る。ハーラウ・オ・ケクヒのクム・フラを退き、現在はイーディス・カナカッオレ財団の会長として活動を行う。2011年3月、カメハメハ・スクールの出版部門より『カ・ホヌア・オラ』刊行

    吉田玲子(よしだ・れいこ)

    1961年神奈川県生まれ。9歳の時に親の転勤に伴い渡米、ニューヨークとワシントンD.C.にて13年間を過ごす。アメリカン大学で音楽を専攻、卒業後帰国し映像制作会社に勤務。退社後フリーの通訳、翻訳家となる。2002年より米国ハワイ州、ハワイ島ヒロに移住、シグ・ゼーン・デザインズ社勤務後フリーとなり現在に至る。ハーラウ・オ・ケクヒの日本公演、鶴岡八幡宮(鎌倉)とイーディス・カナカッオレ財団との文化交流、伊勢神宮式年遷宮祭・フラ・カヒコ奉納などのコーディネーター、ハワイ文化関連の執筆家としても活躍

    BOOK

    Holo Mai Pele ~ホロ・マイ・ペレ~(Journey with Goddesses 女神たちの旅路)

    Holo Mai Pele ~ホロ・マイ・ペレ~(Journey with Goddesses 女神たちの旅路)
    (イカロス出版)(協力:イーディス・カナカッオレ財団)プアラニ・カナカッオレ・カナヘレ(著),吉田玲子(翻訳)

    舞台『ホロ・マイ・ペレ』で演じられたチャント(詠唱=完全ハワイ語によるうた)をプアラニ・カナッカオレ・カナヘレが書籍用に執筆し直し、解説を加えて2001年にハワイで出版した写真集の完全日本語版です。本書では、ハーラウ・オ・ケクヒと公私ともに親交の深い吉田玲子らが翻訳を担当し、著者プアラニ自身も日本語版のために新たな解説を書き下ろしました。さらにプアラニの娘でありクムフラでもあるケクヒ・ケアリッイカナカッオレオハイリラニが舞台『ホロ・マイ・ペレ』がいかにして生まれ、日本語版出版に至るまでの経緯を明らかにしています。チャントに添えられた写真も、2001年版から完全に一新。火山写真家として有名なTom KualiiとBruce Omoriの作品なども加わり、日本人が見たことがないペレによる超自然世界がページの隅々まで繰り広げられています。本書にはフラが初めて記録されたチャントも収録されています。フラを学ぶ者にとって貴重な写真集であることは間違いありません

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