フランス人写真家が捉えた東京の面白さ

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 住宅街に突然現れる不思議な建物。一見入り口が無いように見えたり、窓がなかったり、傾いて見えたり……著名建築家によって設計された東京に点在する個人住宅の写真集が刊行されました。
 撮影者で2009年から東京を拠点に活動しているフランス人写真家のジェレミ・ステラさんは、「日本の建築法は歴史遺産への意識が不足していることもあり、非常にリベラル。それにより建築家は自身の考えを自由に表現することができる。東京はまさに野外劇場」と魅力を語ります。
 そんなステラさんのアプローチは一般的な建築写真とは異なり、周囲から突出しながらも不思議と街並みに溶け込む建造物と、その周辺で日常生活を営む人々や通行人、路面に引かれた太い白線などをあえて写し込んだドキュメンタリースタイルとなっています。
 住んでいる人間には当たり前になって気付かない、東京という都市に潜む違和感を独自の視点で捉えたポートレートから、一部を紹介します。

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    PROFILE

    ジェレミ・ステラ(Jeremie Souteyrat)

    写真家。東京在住。欧米メディア(Le Monde, Liberation, Wall Street Journal, Der Spiegelなど)をクライアントに仕事を行い、人間性にフォーカスをあてたドキュメンタリー写真を発表している。作品は数々の国際写真祭(New York Photo Festival、Tokyo Photo、Voies Offなど)に出展されている

    BOOK

    Dear deer 東京の家

    東京の家
    (青幻舎)、ジェレミ・ステラ(著)

    フランス人写真家が東京都内のユニークな現代建築の個人住宅を、3年余りかけて撮影した写真集。日本に住んでいると当たり前になっている、住宅街に潜む違和感を独自の視点で捉えた。建物の外観だけでなく、そこで暮らす人々も写し込むことで日常を感じることができる、全く新しいタイプの建築写真集。隈研吾、坂茂、妹島和世、西沢立衛、青木淳、長谷川豪ら設計による、東京の住宅街にある現代建築の個人住宅を53軒収録

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