「世界で最も高額な米」は日本産 ギネス世界記録に認定

  • 2016年7月29日

「世界で最も高額な米」のギネス認定証授与式

  • 「世界で最も高額な米」のギネス認定証授与式

  • ギネス世界記録の認定証を受け取る東洋ライス・雑賀慶二社長(右)

  • 「世界で最も高額な米」のギネス認定証と「世界最高米」

  • 「世界最高米」は新潟、山形、長野のコシヒカリと熊本のにこまるをブレンド。授与式には原料米の生産者も参加した

  • 「世界最高米」を初めて試食する生産者の関智晴さん(右)と坂野雄一さん。希少な米だけに、ひとり幕の内1個分。香りや色つやをじっくり確かめてから味わった

 日本各地から厳選されたブレンド米が、「世界で最も高額なお米」としてギネス世界記録に認定された。価格は1kgあたり1万1304円(109ドル)。全国の最高品質のコメに独自技術で付加価値をつけた究極のプレミアム米だ。

 認定を受けたのは東洋ライス(東京・中央区)が販売する「世界最高米」。6月末に140g(1合分)×6袋のセットを1万800円(消費税・送料込み)で発売。予定の30箱を完売したことで「実際に流通した最高価格の米」の世界記録に認定された。

 「世界最高米」は、コメ市場の国際競争が激化するなか、国産米の評価を高め、生産者のやりがいにつなげるために同社が昨年から始めた事業。今回販売した米は、昨年11月の「第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」で金賞を受賞した18品の玄米から、ブレンドした際に相性のいい6品を原料米として選んだ。一般的な価格の約8倍にあたる1kg1900円で合計3.8トンを買い取り、そこから最も生命力に優れたものを2トンを厳選。新米の生命力を保つのに最適な環境で半年近く熟成させ、独自の精米、ブレンド技術を駆使して、通常の白米よりもうまみや栄養成分に富んだ米に仕上げた。

 何段階もの選定をくぐり抜けた精鋭に、さらに磨きをかけた「最高峰の米」。その価値をアピールする手段として選んだのがギネス認定だったという。さまざまな尺度を検討し、まずは最もわかりやすい「価格」でハイクラス感を打ち出した。

 「外国の安い米との競争が厳しくなるなか、これまでのような『産地』や『品種』に頼った勝負は時代遅れ。厳選した日本のコメに独自の加工技術で付加価値をつけることが重要になります」と東洋ライスの雜賀(さいか)慶二社長。環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意で安い外国産米の流入が見込まれるなか、日本の稲作を守るためにも、技術力で海外市場を広げたいという。

 ギネス認定書の授与式には原料米の生産者代表6人も招かれ、自慢の米をブレンドした「世界最高米」を初めて味わった。

 「この時期にはどうしても米についてしまう臭いが全くしない。甘さもすごいですね」と新潟県南魚沼市の関智晴さん。山形県米沢市の坂野雄一さんは「普通のごはんはよくかまないと甘みが出ないけれど、これは口にするとすぐ甘みが広がり、味も濃い。アタックの強さに驚きました」。ともにブランド米の産地として知られる地域の農家だが、「産地の名前ではなく、栽培技術で評価されるコメ作りを目指しているので、『最高の米』に加われたのは大きな励みです」と関さん。坂野さんも「全国から選びぬかれたコメと一緒に世界に打って出られたらうれしい」と話す。

 シンガポール、香港、台湾の富裕層など海外市場を視野に生まれた「世界最高米」だが、国内の顧客からも問い合わせが相次いだことから、急きょ国内の一般消費者向けの販売が決定。ギネスの審査対象と同じ1万800円のセットを数量限定(300箱予定)で通信販売する。詳細は同社のオンラインショップへ。

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