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松岡茉優 俳優の仕事は「本当に愛おしいものばかり」18歳で訪れた人生の分岐点

  • 記事提供:cinemacafe.net
  • 2017年7月14日

松岡茉優『カーズ/クロスロード』/photo:You Ishii

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  • 『カーズ/クロスロード』(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

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 夢や目標に向かって頑張ること、困難が立ちはだかっても諦めないこと。普遍的なメッセージが込められた『カーズ』シリーズは、大人も楽しめるアニメーショとして愛されてきた。1作目から11年。シリーズ3作目となる最新作『カーズ/クロスロード』では、タイトルにもあるように“クロスロード=人生の岐路”が描かれる。天才レーサー、マックィーンにどんな岐路が立ちはだかるのか…。悩めるマックィーンを支える新キャラクター、クルーズ・ラミレスの声を演じた松岡茉優もこのシリーズに元気と勇気をもらってきた1人だ。

 女優としての活躍はもちろん、これまでに『ジュラシック・ワールド』『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧のマギアナ」』『聲の形』など、声優としての経験も積んでいる松岡さん。今回はマックィーンの再起をかけた挑戦をサポートする相棒、トレーナーのクルーズの声を担当している。クルーズらしさを出すためどんなことを心がけたのだろう。

 「クルーズはすごく明るくて前向きなキャラクターです。アフレコ時に彼女のセリフを口にすることで私自身が元気になれたように、きっと映画を観た人のことも元気にしてくれると思います。クルーズの明るさを演じるために工夫したことは──私、普段はわりと低めの声なので、できるだけ高い声を意識しました」。たしかに「えっ!? これが松岡さんの声?」意識しないと松岡さんだと分からないほど役に寄り添っている。そして、クルーズやマックィーンをはじめ『カーズ/クロスロード』のキャラクターたちから「たくさんのことを学んだ」と言う。ひとつは、人生の選択についてだ。

 「クルーズはトレーナーになる前に夢がありましたが、その夢をあきらめてトレーナーとして頑張っている女の子です。マックィーンと出会うことで、彼女の人生は大きく変わることになりますが、彼の人生にも大きな影響を与えていきます。タイトルの“クロスロード”には、人生の岐路という意味だけでなく、マックィーンとクルーズの人生がクロスする、2人の人生が変わっていく意味が込められていると思っていて。人が人と出会うことで新しい選択が生まれ、その選択によって新しい道が拓けていく。大人の人にとっては、そんなふうに“人生の選択”について考えさせられる映画なのではないかと。たとえば、自分自身が後輩の立場で観る場合と、先輩の立場で観る場合とでは見方が変わってくる、だから何度も観たくなるんです」。

 松岡さん自身にとっての人生の岐路は、高校卒業後に大学に進むのか、それとも俳優業に専念するのか…18歳のときに訪れた。それから4年。当時の選択をふり返る。

 「マックィーン程ではないですが、22年生きてきたなかで、4年前の分岐点はけっこう大きな選択を迫られたと思います。大学に行っていたら、それはそれでいまとは違う出会いがあって、仲間と出会えていたかもしれないですが、大学を選んでいたらできなかった仕事もある。大学に行かない選択をして、その選択によって出会えた俳優の仕事は、私にとって本当に愛おしいものばかり。あのときの選択は間違っていなかったと思っています」。自分の信じた道を歩き、しっかりと足跡を残しているのは、彼女の才能と努力のたまものだ。

 そんな松岡さん、幼い頃からディズニー作品に登場するプリンセスに憧れていたそうで、一番のお気に入りだという『シンデレラ』は、ビデオテープがすり切れるほどくり返し観ていたと言う。今回演じたクルーズはドレスをまとったプリンセスではないけれど、見方によっては、現代をたくましく生きる、働くプリンセス。女性が憧れるヒロインであり、愛しいキャラクターとして松岡さんのなかに刻まれた。

 「クルーズはトレーナーの仕事を楽しくやっていて、どんなときも元気であろうとしていますが、実は心の中に迷いも抱えていて、優柔不断になることもある。それでも前に進もうと頑張るところなど尊敬していますし、私もクルーズのようにありたいって憧れます。似ているところもあって…怒っていたとしても、一晩寝たら、前の日に何で怒っていたのか忘れちゃう方なのですが、そういう調子のいいところは、似ているかも(笑)」。この明るさも彼女の魅力のひとつだ。

 また、いち観客としての感想をたずねると「最後のクライマックスのレースシーンはやっぱり感動しました!」と、声のテンションが高くなる。松岡さんも大絶賛するように、過去2作を越えるレースシーン、その臨場感と迫力は本当にすさまじい。そこには『カーズ』を愛するスタッフの挑戦があった。映画を通して、アフレコを通して、彼らのプロフェッショナルに触れたことで、松岡さんは、改めて「自分がどれだけお芝居が好きなのかを実感した」と語る。

 「私がお芝居から離れられないのは、お芝居を観てくださった人が笑ってくれること、それがとても嬉しいんです。物心ついた頃から、親戚の人の前で、みんなを笑顔にしたくて何かのものまねをしたりしていました。そのときから、人を笑顔したい、人を笑顔にできる仕事がしたい、人を笑顔にする作品に携わりたい、というのが私の目標であり夢です。この『カーズ/クロスロード』でクルーズを演じたことで、またひとつ夢が叶いました」。

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ソトコト

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