京都古文化特集

京大キャンパスで本格フレンチを

  • 2013年10月25日
レストラン「ラ・トゥール」。上品な店内

写真:日替り ランチコースA(前菜又はスープ/魚料理又は肉料理/小さなデザート/パン/コーヒー)1,575円日替り ランチコースA(前菜又はスープ/魚料理又は肉料理/小さなデザート/パン/コーヒー)1,575円

 大学の食堂(学食)といえば、ボリュームがあって安くて早い、というのが相場だった。今やおしゃれなカフェやレストランもめずらしくない。それどころか、老舗レストランや有名ホテルが出店して、一般の利用客の人気を集めているところもある。観光名所でもある京都大学の一角に、まもなく10周年を迎える人気フランス料理店がある。

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 京都市内で賀茂川と高野川が合流して鴨川になるのが北東部の京阪・出町柳駅あたり。そこから歩いて10分ほどの場所に、京大吉田キャンパスはある。

 正門を入ると大きなクスノキ。こんもり丸く茂る枝葉の下には、音楽を聴いたり歓談をしている学生の姿。その向こうに京大のシンボルである百周年時計台記念館がある。

 1925(大正14)年建造、88年の年月を経た風格のある建物の1階にあるのがレストラン「ラ・トゥール」。京大創立百周年となる2003年にオープンした。本店は京大に近い百万遍で、半世紀以上、愛されてきた洋食店「まどい」だ。

 まどいの流れをくみながらも、ラ・トゥールはフランス料理の伝統的な手法を大切に、吟味した素材で独自の味を追求している。高い天井とシンプルな調度類がクラシックな建物の魅力を引き立てる上品な雰囲気の店だ。キャンパス内にあるというアカデミックな空気感もプラスの魅力に違いない。

 「大学の教職員はもちろんですが、観光客や近所の人のご利用も多いです」というのは、マネージャーの田邉宏幸さん。

 メニューはすべて日替わりのコース。食材は旬の野菜、京都の地場のもの、フランスから直輸入のものと厳選されている。シェフの西村誠介さんは、毎朝のように鷹峯(たかがみね)の畑を訪れて直接、新鮮な野菜を仕入れている。鷹峯は京都市北区にあり、古くから京都の伝統野菜の生産地でもある。

 「朝どりのものは味が違います。良い畑と良い作り手に出会えたおかげで、野菜の味をストレートに出すメニューが提供できます」。

 同じく鮮度が味を左右する魚は、高知県や長崎県などから直送される。これらの素材が持つ味を生かし、バターは控えめに、ソースは野菜ベースのものにするなど軽めの味に仕上げている。

 料理に合うワインを選んでくれるのは、ソムリエの資格を持つ田邉マネージャー。ワインセラーには常時70〜80種類が揃っている。ワインリストから選ぶも良し、「まろやかな比較的軽めのブルゴーニュ産がおすすめ」という田邉マネージャーに任せるのも良いだろう。

 めずらしいものでは京大ブランドのビールもある。早稲田大学・黄桜株式会社との共同開発で、古代エジプトでビールの原料だった古代種小麦を使い、同社が製造している。味は4種類。ホワイトナイルは風味豊かなピルスナー、ブルーナイルはコリアンダーと柚子の香りが利き、ルビーナイルはアルコール度数が高くしっかりした味。サイファーナイルがノンアルコールだ。このビールは京大生協でも買うことができる。

 国立大学という特別な場所でフランス料理を食べながら、聞こえてくる吹奏楽の音色に耳をすまし、学生時代に思いを馳せながら甘い郷愁に包まれる秋のひと時。静かな時間を過ごしたい人におすすめだ。

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ラ・トゥール
 京都市左京区吉田本町 京都大学百周年時計台記念館内1F
 075-753-7623
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企画・編集/ウエストプラン
取材・執筆/松田きこ
撮影/草田康博

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