ソーシャルな、お買い物。

鉛筆のいのちを最後まで。

  • 2015年6月29日

  

 鉛筆を最後まで使い切る。この難問を解決してくれるのが、「TSUNAGO」だ。短い鉛筆のおしりと、長い鉛筆のあたまを削って、木工用ボンドでつなぐ。すると、鉛筆が持ちやすい長さになり、再び使えるようになる。

 開発したのは、1933年(昭和8年)に大阪で創業した『中島重久堂(なかじまじゅうきゅうどう)』。約40年前からは、国内唯一のプラスチック小型鉛筆削り専門メーカーとなり、検査などで鉛筆を常に削ってきた。小さくなった鉛筆がたまると捨てていたが、3年前に北陸地方に住む発明家から鉛筆をつなぐ仕組みを提案されたという。「もったいない気持ちを広めてほしい。その熱い思いを引き継いでいかなければと思いまして」と同社社長の中島潤也さん。まずは、鉛筆から始めてみよう。

日々改良を加えて、世界中の人に使ってほしい。

この製作に新しい金型代約700万円が必要だったが、クラウドファンディングで270人から約500万円を集めて実現へ。今年1月に開催されたフランスの展示会でも好評価を得た。また、鉛筆をつなぐ様子の動画が英訳されて、海外からの問い合わせも相次いでいるという。「高品質なものづくりをていねいにして、このよさが分かってくれる人にしっかり届けたい」と中島さん。

    ◇

「TSUNAGO」●1620円(中島重久堂 www.njk-brand.co.jp

■「ソトコト」2015年7月号より

(文/久保田真理 写真/松下二郎)

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ソトコト

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