消えない消しゴム

夏への行進

  • 文・画 とみこはん
  • 2013年7月16日
  

あっけなく梅雨が明け、
もうすでに、夏に追い越されたような気がしています。
目が覚めれば、太陽はそこに待ち構えていて、日暮れまでずっとこっちを見ています。

わたしは11月生まれだからなのか、どうも夏が苦手。
昔から運動が苦手だったし、外に出て太陽を浴びたいと思うこともほとんどありません。
そもそも太っているので、薄着になる夏を少し恨んでもいました。

この子もきっと、秋冬生まれなのでしょう。
帽子をかぶって、少しうつむいてはいるけど、夏の思い出は欲しそうで。
これから出会いたい風景を
ワンピースに映して、夏に向かいます。

消しゴム版画を本格的に彫り始めて4度目の夏。
首を振る扇風機と向き合いながら、自宅でひとり、白い消しゴムに日々のかけらを刻んでいます。

とみこはん拝


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PROFILE

とみこはん

消しゴム版画家・イラストレーター。日常のおかしみや楽しみを、消しゴムはんこで描く。食べ物や人物のモチーフを中心に、雑誌、書籍、広告、テレビなどで活動中。著書に「とみこのはんこ」(河出書房新社)。旅とお笑いをこよなく愛し、よく食べ、よく寝て、よく笑い、日々はんこを彫り、個展・ワークショップも定期的に開いている。HP8月6日〜18日に、消しゴム版画展「ホリディ」を開催。


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