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昨今ブームのフードマガジン。最近は世界各国で独自の視点で食を捉えた雑誌が数多く発行されていますが、今回はベルギー発の雑誌、『MOOD MUSIC & FOOD MAGAZINE』の創刊号を紹介します。
こちらはスペイン出身のライターと、米国ミネアポリス出身のデザイナー、二人の女性が、なぜかベルギーで作っている雑誌。
名前の『MOOD』には2つの「O(オー)」が入っています。1つのOはドーナツ盤の○、もうひとつがお皿の○をイメージしたというデザインが、まず可愛らしい。
このロゴで彼女たちの「音楽と食」という2大テーマが表現されています。
表紙を開くと、大きな世界地図。食と音楽にまつわる世界各国のランキングが。「へー」ボタンを押したくなる雑学が満載です。
例えば、「世界一ビッグマックが高い国」は? 正解はアイスランド! 「コーヒー消費量世界一」はフィンランド! 「デスメタルの最も盛んな国」は、スウェーデン! では、日本は? 「世界一ミシュランの星が多い国」だそう! 誇らしいですね。
さて、前編英語テキストの中身はというと、創刊号のテーマは「ストリートフード」。『MOOD MUSIC & FOOD MAGAZINE』という名にふさわしく、最初に登場するのは、米国アトランタの路上にバンを駐めて、ハンバーガーを売る、元ミュージシャン。
80年代のメタルシーンにいそうな風貌の彼が作るバーガーはどれも音楽にまつわる名前が付けられて、見るからにボリューミーで美味しそう。
「混雑時は少々おまたせしますが、スピードよりクオリティーを大事にしています。よろしく!」的なメッセージが掲げられているのがなんともチャーミング。
次に登場するのは日本。表紙にもなっている有楽町高架下の「まんぷく食堂」や青山の「A TO Z CAFE 246COMMON」などが取り上げられています。
その他にもブリュッセルのレストランとレコードショップ(CDではなくドーナツ盤!)が一緒になった名店や、CDを自主制作する米国の小さなレーベルも紹介。
世界各国の、音楽と食にまつわるストーリーの中から、彼女たちの好むオルタナティブな空気を感じさせる人や場所を集めている様子。音楽も雑誌もデビュー作は作り手の好みがはっきり出て、傑作が生まれることが多いですが、間違いなくこの創刊号もヒットです。
次号も実はもう発売されていて、もうすぐ当店にも入荷予定。ウェブを見る限り、今作も期待通りの内容のよう。今後ますます目が離せない雑誌になりそうです。
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代官山 蔦屋書店には55mにも及ぶマガジンストリートがあり、国内外の雑誌2300タイトルが並ぶ。ここでしか手に入らない雑誌も多数ある、日本最大級の雑誌売場のコンシェルジュを務めている。
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