フジ音楽番組はライブ感にこだわる

  • 記事提供:ORICON NEWS
  • 2017年10月7日
  • 『ど夜中フェス#2』10月8日(日)25:25~放送予定(C)フジテレビ

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     昨夏フジテレビで放送されたフェス型音楽特番『ど夜中フェス』。その第2弾が、よりブラッシュアップされ、深夜ならではのジャンルを超えたトンがッたラインアップで放送される。フジテレビの音楽番組のあり方を模索する三浦淳ゼネラルプロデューサーに話を聞いた。

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    ◆パフォーマンスがおもしろいアーティストが増えている

     昨夏、深夜に生放送された『ど夜中フェス』は、通常のスタジオ収録の音楽番組とは異なるフェススタイルで、さまざまなアーティストの楽曲が楽しめることから、音楽好きの視聴者からの反響が大きく、第2回を求める声も多かった。

    「音楽好きやフェス好きの層が楽しんでくれたほか、なかなかフェスに行けない地方の若い子たちも喜んでくれたようです。ただ、前回は現場の進行や演出などでの反省点も多かったので、今回は観覧客の方々にもっとフェス感を楽しんでいただけるようにできたらと思っています。というのも、僕自身がフェス好きで、今年だけでも20本は観に行っているんです。フェス会場には幅広い世代のパワーが渦巻いていて、そういう音楽の持つパワーをもっとテレビで表現しないといけないと日々感じています」

     フジテレビには、『MUSIC FAIR』や『Love music』など良質なレギュラー音楽番組があるが、三浦氏はフェス形式の音楽番組にこだわっている。

    「一昔前は、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』などトークでアーティストの魅力を引き出す音楽番組がたくさんありましたけど、パフォーマンスがおもしろいアーティストが増えてきているなかで、それをしっかり見せられる場を作りたいという思いを抱えていました。通常の音楽番組だと、アーティストの演奏時間は2~3分程度で、新曲プロモーションのみ。でもそれだと、アーティスト本来の魅力が十分に伝わらないことも多いんです。それなら演奏時間を増やして、アーティストには普段通りのパフォーマンスをタップリと見せて欲しいと思ってフェス形式の番組にたどり着きました」

    「それに、KANA-BOONや04 Limited Sazabysなど日本武道館でライブをやるアーティストたちと新人バンドをフェス形式の音楽番組で対バンさせることにも意味があって。人気バンドのパワーに圧倒された新人には、悔しさを感じながらそれに負けない意識でパフォーマンスに臨んで欲しい。そこがフェスのおもしろさでもありますから。ただ、彼らはステージのプロであっても、テレビのプロではないので、テレビ的にどう見せたらおもしろいのか、ちゃんと視聴者に伝わるような演出をアーティストと一緒に考えなければいけません。セットリストからステージパフォーマンス、タイミングごとのカメラアングルまで、アーティストと打ち合わせをして詰めていきます。ミュージックビデオやYouTubeでは観られない、言ってみればフェスとも異なる、フェス型音楽番組ならではのアーティストの魅力を引き出しています」

    ◆フジテレビ発のフェスを『ど夜中フェス』から実現したい

     CDマーケットが縮小するなかで、ライブエンタテインメントシーンは右肩上がりで伸張を続け、時代を超えてアーティストのライブは多くの音楽ファンを動員している。そうしてみると、若い世代のテレビ離れが叫ばれるなか、『ど夜中フェス』のようなライブ音楽番組は、テレビ側にとっても、スマホ世代の若年層やライトな音楽ユーザーを取り込むポテンシャルの高い有益なコンテンツということになるだろう。

    「意識しているのはネットに流れてしまった視聴者をいかにテレビに引き込むかということ。若い人たちはSNSで情報を拡散してくれますから、ネットで番組の情報を見たときに惹き付けられるような仕掛けも作るつもりです。ただ、やはり僕はフェスが好きなので、テレビでフェスを体験したら、今度は実際にフェスに出かけて欲しいとも思っています」

    「日本テレビやテレビ朝日では番組発のフェスをやっていますが、フジテレビにはまだないんです。なので、ゆくゆくは『ど夜中フェス』も実際に深夜に会場を借りてフェスをやって、それを放送するということもやってみたいです。フジテレビの音楽番組の特徴として“ライブ感を大事にする音楽番組を作っていく”のがいいのではないかと思っています。そこにこだわっていきたいですね。あと欲を言えば、3ヶ月に1回は放送していけるようにしたいです」

    “ライブ感”を大事にするフジテレビの今後の音楽番組が、新たな人気コンテンツとなって音楽シーンを盛り上げてくれることを期待したい。

    (文:奥村百恵)

    (コンフィデンス10月9日号掲載)

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