渡辺有子 ちいさなこだわり

カラダにいい朝ごはん「トマト大豆」

  • 文 渡辺有子 写真 五十嵐隆裕
  • 2014年6月17日
  

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 大豆や大豆製品を以前から好んで使っています。乾燥大豆は戻して野菜と煮たり、豆乳はスープにしたり。油揚げにいたっては、何にでも使えるお助け食材として冷蔵庫に常備しています。

 蒸し大豆も市販のものを使っていましたが、先日、雑誌『クロワッサン』の企画で大量に作ったのをきっかけに、自分で蒸しておくとこんなにも便利なのね、と実感。以後、せっせと蒸し大豆のストックを作っています。

 水で戻した大豆は、茹でるより蒸したほうが断然おいしい! ホクッとした食感と大豆の甘みを感じます。市販のものも便利ですが、自分で蒸したほうがやっぱりおいしい。そのままのおいしさというのがあるように感じます。

 ひと晩水に浸して戻した大豆を、蒸籠(せいろ)で30~40分蒸します。蒸し上がったら、粗熱が取れるまでそのままにしておきます。そうすると、ふっくらホクホクの蒸し大豆の完成です。

 一度に300gくらい(乾燥の状態で)蒸してしまって、すぐに使わない分は、小分けにして冷凍庫で保存しておきます。冷凍してしまうと、ひと塊に固まって扱いづらいのでは?  とはじめは思ったのですが、ひと粒ずつ凍った状態になるので、使いたい分だけ取り出せて、とても便利。

 そのストックを使って、我が家では最近、朝ごはんに「トマト大豆」を作るのがブームになっています。「トマト大豆」というのは、トマトソースに蒸し大豆を合わせ、そこに卵を落とす、というシンプルなもの。

 作り方はとってもカンタン。温めた鍋に少しのオリーブオイルを敷き、裏ごししてあるトマトの水煮を入れ、そこに冷凍の蒸し大豆を加えます。粗塩を少々ふってふたをし、中火でトマトソースがフツフツしてくるのを待ちます。温まったら卵を割り落とします。再びふたをして火を少し弱め、卵が半熟になればできあがり。黒こしょうは好みで。

 蒸し大豆がホクホク! 卵の仕上がりは半熟がオススメです。黄身とトマトが混ざり合って、なんとも美味。トマトの酸味もやわらぎます。大豆、卵、トマトと、朝から十分な栄養も摂れて、ひと皿で満足感もあります。夫もだいぶ気に入っているようで、「何、食べる?」と聞くと「トマト大豆!」と決まって答えます。

 我が家の朝は、しばらくこのメニューになりそうです。ちょっと前まで、トーストにバターにジャム……が常になっていたので、だいぶカラダにいい朝ごはんにシフトできて、気持ちも満足しています。

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PROFILE

渡辺有子

渡辺有子(わたなべ・ゆうこ)

料理家。素材の味を生かした、やさしくシンプルな料理が人気。季節を大切にしたていねいな暮らしぶりや、センスある着こなし、器づかいでも注目を集める。近著に『衣・食・住 おとなの備え』(主婦と生活社)、『野菜料理100皿』(家の光協会)、『春夏秋冬、ストウブの料理』(学研パブリッシング)、『作りたい、食べたい、12ヵ月のシンプルレシピ』(幻冬舎)、『すっきり、ていねいに暮らすこと』(PHP研究所)など。


五十嵐隆裕(ゴーニーゼロ)
takahiroigarashi.tumblr.com


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