リノベーション・スタイル

特別編<5>建築界の「関ジャニ∞」の挑戦

  • 連載100回記念対談 HandiHouse project×石井健(前編)
  • 2015年3月4日

「株式会社ネクスト」内に建てたリフレッシュルームにて

  • 「株式会社ネクスト」内に建てたリフレッシュルームにて

  • 中田裕一さん

  • 荒木伸哉さん

  • 加藤渓一さん

  • 坂田裕貴さん

  • 山崎大輔さん

  • 1月29日で結成4年目を迎えた

 自分らしく暮らすために住まいを編集する――。「ブルースタジオ」が手がけたリノベーション事例を紹介する連載「リノベーション・スタイル」が100回を迎えたのを記念して、ブルースタジオ執行役員の石井健さんがいま注目の若手3組と、これからの住まいや暮らしについて語り合います。

 第5回は、「妄想から打ち上げまで」というスローガンで、設計から工事まですべてのプロセスに施主を巻き込んで、自分たちの手で家作りをするというHandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)。結成4年目を迎えた彼らに、家作りのこれからを聞いた。(構成 宇佐美里圭)

石井健 僕はひそかに、ハンディハウス(以下、ハンディ)は住宅業界の関ジャニ∞だと思っているんですよ(笑)。もしくは、ちょっと前のTOKIOかな。みんな1980年代初頭生まれですよね。ハンディのメンバーはそれぞれが屋号を持って独立していますが、プロジェクトごとに担当者がいるんですか? 設計事務所の人もいるし、デザイン会社の人もいますよね。

加藤渓一 はい。ハンディは会社ではなくプロジェクト名で、物件によって担当者がいます。坂田(裕貴)と僕はデザインスタジオで、中田(裕一)と荒木(伸哉)は製作所、山崎(大輔)は“DAY'S”という会社をそれぞれやっています。

石井 じゃあ、職人組合の「ギルド」みたいな感じかな?

加藤 そうですね。ただ、役割分担はせず、一人で一つの物件のすべてを担当するようにしています。施主さんとの打ち合わせから、見積もり、設計、現場管理も一人が担当します。場合によって、サポートが入って2~3人のチームになるときもありますけど。

石井 事務所はあるんですか。

加藤 それぞれの会社の事務所はありますが、ハンディハウスとしての事務所はありません。

石井 ノマドな感じですね。

加藤 そうですね、打ち合わせはカフェとかでやります。共有するものは高価な工具だけ。

石井 ああ、なるほど。本当にギルドみたいな感じだ。

加藤 昔でいう一人親方みたいな。

石井 ハンディハウスは2011年に発足していますが、年間どれくらいの家を建てているんですか。

加藤 1年目は少なかったんですが、4年間でたぶん50~60軒くらいやってますかねえ……。基本的に2軒くらい同時進行でつくっています。

石井 ハンディハウスをやろうと思ったきっかけは?

前ページ

  1. 1
  2. 2
  3. 3

次ページ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

PROFILE

石井健(いしい・たけし)

1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から500件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)

&wの最新情報をチェック


&wの最新情報をチェック

Shopping