リノベーション・スタイル

<2> 本、テレビ、食器も納まる壁一面の棚

  • 文 石井健
  • 2013年1月16日
[glisse](東京都台東区)32歳女性/築20年/58.25m²/工事費965万円

  • [glisse](東京都台東区)32歳女性/築20年/58.25m²/工事費965万円

  • 左右可動式扉をつけた本棚。気分によってレイアウトを変えられる

  • 上部オープンの壁で仕切った寝室。右側の窓を明けるとバスルームがある

  • 洗面スペースなどは赤でペイント。奥が納戸、右側がバスルーム、手前が玄関ホールだ

  • バスルームにもバルコニーからの光が届き、風通しもいい

  • ポップな色であふれるLDK。東南の角部屋なので明るい。既存のリブ状の天井は、リノベーション後も白く塗って残した

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 Kさんは半年間ニューヨークに住んでいたことのある女性で、グラフィックデザイナーの仕事をされています。当初から「買うなら中古マンション、住むなら気取りのない下町」と決めていたようで、この隅田川を見下ろすマンションは、眺めの良さを気に入ってほぼ即決で購入されました。

 リノベーションをする際、まずあがったのは「本棚」というキーワードです。大量の本がおさめられるようものが欲しい、と。そこで考えたのが、本、テレビ、食器なども全部おさめられる壁一面の棚です。白い引き戸を左右可動式にしたので、その日の気分でレイアウトを変えられます。引き戸の1枚は黒板にして、ちょっと遊べるようにしました。

 もう一つ、この部屋の特徴はバスルームです。バスタブの大きな窓を開けると、なんとベッドルームとつながっているのです。お風呂好きのKさんから「開放感があるバスルームが欲しい」とリクエストがあり、室内に向けて窓を設置してみました。窓を全開にすると、湯船につかりながらリビングのテレビも見られるんですよ。

 部屋全体は大きめのワンルーム。でも、彼女は家で仕事もするので、ベッドルームと作業スペースを隣り合わせにまとめ、生活の場であるリビングダイニングとの間に上部オープンの間仕切りを設けました。緩やかに仕切りながらも、もともとあったワッフル型の天井をそのまま生かしているので、なんとなく空間のつながりを感じられます。

 ベッドやソファーなどの家具がとても個性的ですが、アメリカのAnthropologieという話題のセレクトショップから個人輸入されていました。家具は早くから決まっていたので、壁の色やキッチン、バスルームのモザイクスタイルは、家具やファブリックの色に合わせて決めたんです。なんだかニューヨークのアパートメントのような、彼女らしい空間ですよね。(談)

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PROFILE

石井健(いしい・たけし)

1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から500件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)

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