鶏のコンフィ、ソーセージ、豚バラの塩漬け、白いんげんなどを煮込んだ「ガルビュール」(1880円)はフランス南西部の郷土料理。果実味豊かでスパイシー、ココアのニュアンスなど複雑な味わいが魅力のブルガリアの『エニーラ 2008年/ステファン・フォン・ナイペルグ』(グラス900円)とともにちょっと一杯、美味しいワインと小皿のつまみで! 思い立ったらすぐに立ち寄れるバルが今、どんどんオープンしています。いつも賑やかで、お店の人も明るくアットホーム。
そんな中でも、ワイン王国が注目したのはこだわりワインが充実のバル。グラスワイン1、2杯、つまみ2、3皿の“ちょい飲み”にもいいバル。1人飲みもOKな気軽バル。
TOKYOバルをクルージング、今回は、ワインバルブームの立役者とも言うべき人気店の一つ「ヴィノシティ」を要する「神田界隈」。昔の情緒ある建物や食事処が残る町に立ち並ぶワインバーやバル、ビストロから、気軽だけれど、料理もワインも間違いなしのをピックアップ!
■ワインホール神田小西
扉を開けると、天井の高い開放的な空間が広がる。木を基調とした店内は温かみのあるレトロモダンな雰囲気。「ワインホール神田小西」は、古くからこの町で酒販問屋を営む「神田小西」の関連会社のバルだ。店の建物は、もとは酒屋の倉庫だったという。
ワインはフランス、イタリア、スペインのほか、アルゼンチン、チリ、アメリカ、ブルガリア、イスラエル、南アフリカ、そして日本と、とにかく多種多彩にそろえる。
「注目の産地やちょっとおもしろいワインが問屋に入れば、お店でもすぐにご提供します」とアシスタントマネジャーの岡野篤良さん。酒屋の関連会社だから触れられる、ワインのトレンドもうれしい。価格も関連会社ならではのコストパフォーマンスで、フルボトル2000〜4000円台が充実している。
半円状の大きなカウンターの中心には鉄板が設置され、中里寛シェフが腕を振るう。旬の素材のほか、牛ハラミのステーキや子羊のロースト、メンチカツレツも鉄板の上でジュージューと焼かれ、食欲を刺激する音と香りもワインのいいつまみになる。中里シェフの料理は、カルパッチョなどの前菜は繊細に、メインの肉料理はメリハリの利いたパンチのある仕上がりで、ワインが進むこと必至だ。
「どんどん新しいアイテムを入れていきますし、リストに載せていないワインもあります。気軽に相談してくださいね」と岡野さん。新たなワインとの心躍る出合いが、神田の町で待っている。
(文/中津海麻子 撮影/野瀬勝一)
グラスワイン15種600円〜 ボトルワイン100種1800円〜
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「ワインホール神田小西」
住所:東京都千代田区神田小川町1−11 小西ビル1F
電話:03−5577−4700
営業時間:17:00〜23:30
定休日:日曜・祝日
交通:地下鉄淡路町駅、小川町駅から徒歩1分
■この記事は、『ワイン王国』5月号に掲載されています。
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