リノベーション・スタイル

<27>部屋とつながるバルコニーから絶景

  • 文 石井健
  • 2013年7月24日
[JB](東京都目黒区)Yさん(36歳)/築43年/47.52m²/工事費900万円

  • [JB](東京都目黒区)Yさん(36歳)/築43年/47.52m²/工事費900万円

  • 玄関からLDKにつながる廊下。右側がバスルーム、左側が収納。カーテンで仕切られている

  • キッチンは壁付けにして部屋全体を広く見せた。奥の青い壁が印象的

  • 洗い場とトイレが一体となったバスルーム。シャワーカーテンをつけた

  • “リビングの一部”となったルーフバルコニー。都心の風景を独り占め

 物件探しの基準は、とにかく「広いリビングが欲しい」ということ。いろいろと探した末に、約40m²のルーフバルコニーのついた部屋が見つかりました。

 この大きなバルコニーを生かしたい。そこで提案したのが、「バルコニー部分を含めてリビングとしてとらえる」という考え方です。もちろん、部屋とバルコニーの間には壊せない壁や柱があります。でも、そこはテレビやモノを置く場所にすればいい。バルコニーに室内と段差のないフローリングを敷けば、リビングが窓の外にも広がり、部屋の一部のように感じられます。

 一人暮らしなので、間取りはシンプルに。LDKを一つにまとめ、部屋全体を大きく使えるようにしました。玄関、廊下、洗面所やキッチンなどの水回りの床はモルタルで、バルコニーを含めたリビングがフローリングです。見方によっては、部屋全体がモルタルの土間で、真ん中のリビングだけスノコがひいてある、というような感じです。バルコニーからは270度のパノラマを一望でき、開放感も抜群。友人を呼んで、パーティーをすることもよくあるみたいですね。

 玄関からLDKへつながる廊下の左側は収納スペース、右側がバスルームです。扉ではなくカーテンで仕切っています。そうすることで、コストが抑えられただけでなく、やわらかい雰囲気が出て風通りもよく、モノの出し入れもしやすいというメリットがありました。

 キッチンはリビングのスペースを広くとるため、壁付けにしています。すぐ隣にはワークスペースを持ってきました。どこまでをキッチンにして、どこからをリビングにするか、という間取りのせめぎ合いは最後までやっていました。

 リビングの壁一面の本棚は造作したものです。壁の一部にはコンクリートブロックを使ったり、天井は断熱材をそのまま塗装したりして、ラフな感じを演出しています。

 どこかアメリカの西海岸の風が吹いているような、ポップで自由な雰囲気が漂う部屋になりました。

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PROFILE

石井健(いしい・たけし)

1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から500件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)

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