〈花束を作った東信さんのコメント〉
上條さんのご希望通り、南国系のお花でまとめました。最初は派手すぎるかな、とも思ったのですが、きっと天国にいるお母様は華やいだ雰囲気の方が喜ばれるかと思い、華やかでかつ上品なアレンジにしました。
南国系の花は色が鮮やかで形状が面白く、個性の塊のようなものばかりです。ですので、色のトーンは3色に抑えました。
流行りもの好きとあったので、芭蕉の花、ヘリコニア、ストレチアなど大ぶりでエッジの効いた花をメインにしています。その他、ラン、エピデンドラム、アップルジンジャー、ガーベラなどで全体のバランスをとりました。ほんのりと甘い香りもあるので、匂いも楽しめます。
日本には「白あがり」という言葉があり、これまで供花には白い花が使われてきました。でも、最近は「白い花はさびしい感じがするからいや。最期くらい好きな花を飾ってほしい」という人が増えてきているようです。僕が花屋を始めたばかりの頃は考えられなかったほど、花に対する考え方が変わっています。花を贈ることが形式的なものではなく、「心を反映するもの」となってきたと感じています。
ご家族やご友人の方も、花を見る度にその人が思い浮かぶようなものをお供えすることができたら素敵だなあと思います。
(ライター・宇佐美里圭)
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「&w」では、読者のみなさまから「物語」を募集しています。
こんな人に、こんな花を贈りたい。こんな相手に、こんな思いを届けたい。
花を贈りたい人とのエピソードと、贈りたい理由をお寄せください。毎週ひとつの物語を選んで、東さんに花束をつくっていただき、花束は物語を贈りたい相手の方にプレゼントします。その物語は花束の写真と一緒に&wで紹介させていただきます。
詳しくは下記の応募フォームをご覧のうえ、お申し込みください。

1976年、福岡県生まれ。男3人兄弟の末っ子。2002年、東京・銀座に「ジャルダン・デ・フルール」を開く。05年、パリのセレクトショップでクリスマス・ディスプレーを手がけて評判を呼ぶ。07年以降、ドイツ、イタリア、ベルギーをはじめ国内外で展示会を開く。他業種とのコラボレーション商品の開発にもかかわり、12年からサントリー・ミドリエのクリエイティブ・ディレクターに就任。現在は、東京・南青山に拠点を構える。
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