リノベーション・スタイル

<34>76m²に「中央線人間」の思い満載

  • 文 石井健
  • 2013年9月18日
[STONED](東京都中野区)/Aさんご夫婦(ともに30代)/築26年/76.65m²

  • [STONED](東京都中野区)/Aさんご夫婦(ともに30代)/築26年/76.65m²

  • 玄関スペースはまるでお店のよう。天井には梁のような収納を設置

  • キッチンは真っ白な空間。ここで食事もできる広さがある

  • リビングはピンク色の壁に。家具の置き方がカフェっぽい

  • バスルームを囲む空間には漫画を収納。漫画喫茶のようなスペースだ

  • ガラスブロックで囲まれたバスルーム。タイルはピンクと茶色に

  • 靴のコレクションは“飾って収納”

 このご夫婦は、弊社が開催しているリノベーションセミナーに興味半分でいらっしゃったのですが、ご紹介した物件を気に入って、その場で購入してしまったというおふたりです(笑い)。

 だから、部屋の設計も“ノリ”でどんどん進めていきました。最初は特に「こんな部屋にしたい」という強い希望はなかったのですが、話しているうちにだんだん形が固まってきたパターンです。

 おふたりとも趣味人で、典型的な「中央線人間」とでもいうのでしょうか。音楽をやっていて、古着や漫画が大好き。旦那さんのドラムセットや奥様のギターやCDなどをどう収納するか考えるところから始まりました。

 洋服も多かったので、最初はウォークインクローゼットを寝室に作るつもりだったのですが、靴の収納を考えているときに、奥様が「毎日眺めてニヤニヤしたい!」と。そこで、ウォークインとは別に、古着ショップのような空間を玄関スペースに作ろう、ということになったのです。

 床は土間仕様にし、壁は黒っぽいブルーグレーにペイント。靴を壁にディスプレイできるようにしました。友人にも古着や靴好きが多いらしく、「ここでお店ごっこやったらいいんじゃない?」と話したら、実際にいまやってるみたいです(笑い)。

 エントランスホールを抜けると、リビングダイニングへ。こちらは壁を薄いピンクにしました。家具を自由に移動できるようにして、テレビや楽器、ソファーなどが置いてあり、カフェのような使い方ができる空間です。部屋をぐるっと囲む頭上の棚はCDの収納棚にしました。

 リビングダイニングの奥にはガラスブロックで囲んだバスルームを設置。まわりを回遊できます。直接外につながる窓はありませんが、ガラスブロックなので、部屋越しにも光が採れます。バスルームを囲むちょっとした空間はワークスペースに。本棚も作り、漫画などはすべてここに置きました。漫画喫茶のような感じです。

 キッチンはクローズドで白い空間に。けっこう広くて、テーブルと椅子を置いて、そこで食事ができるくらいのスペースにしています。

 2人で76m²という広さがあると、いろいろと遊べますね。ひとつの部屋に古着屋、カフェ、漫画喫茶など、おふたりの好きなものがいろいろと集まっているような感じです。リノベーションだからこそできた部屋ではないでしょうか。

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PROFILE

石井健(いしい・たけし)

1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から500件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)

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