リノベーション・スタイル

<46>全部取っ払ってワンルームにしてみたら

  • 文 石井健
  • 2013年12月11日

 A邸
 Aさん一家(夫・妻・長男)
 東京都杉並区
 築39年 / 64.82m²
 工事費 約800万円

 こちらは、弊社が提供しているパッケージプラン「TOKYO*STANDARD」を使ってのリノベーションですが、パッケージとは思えないほど個性的な部屋に仕上がりました。

 おふたりは北海道で出会って、結婚生活を営んでいたのですが、奥様の転勤にともなって東京暮らしに。そこで、都内の中古マンションを自分たちらしくリノベーションして住むことになりました。

 おふたりが見つけた物件はもともと田の字型にL、LD、ベッドルーム、水回りと細かく分割されていましたが、「全部いらない」ということで、広々としたワンルームに。水回りは中央に集めましたが、「お風呂から外が見たい」ということで、バルコニー側に大きな窓を開けて、浴槽から外の景色が見えるようにしました。

 洗濯機置き場や水回りはすべてタイルにしたので、バスルームと窓の間はインナーテラスのような感じです。

 そして、なんといっても特徴的なのが、ミモザを使ったヘリンボーンのフローリング。ヘリンボーンは癖のある柄ですが、ミモザを使って組んだのです。ミモザも木にばらつきがあって、木目に癖があります。癖のある木を使って、癖のある柄を組んだので、それだけでかなり個性が出てきます。

 玄関の壁も針葉樹のラーチ合板を真っ黒に塗ったり、キッチンのタイルはガラスタイルをご主人がかなり吟味して選んだり……。素材を選ぶという行為だけで、自分たちの世界観を構築することに成功しています。

 ご主人は飲食業を営んでいたということもあり、キッチンカウンターはちょっとしたバーのような雰囲気に。その脇にはレコード棚や黒板があったり、アンプや楽器が置いてあったり、ハンモックがかかっていたり……。まるでお店と保育園が一緒になったような自由な感じで(笑)。遊びの要素がところどころに散りばめられていて、プレイルームのようです。

 Aさん一家のリノベーションは、間取りや素材を変えるだけで、いかに独自の世界観を作り出せるかというのがわかる好例です。

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PROFILE

石井健(いしい・たけし)

1969年、福岡県生まれ。「ブルースタジオ」執行役員。日本のリノベーション・シーンの創世期から500件以上を手がけてきた。「カンブリア宮殿」(テレビ東京系)でも「古い物件の家賃を倍にする不動産集団!」として紹介される。「郷さくら美術館」(東京・中目黒)で2012年度グッドデザイン賞受賞。 著書に『リノベーション物件に住もう』(共同編集/ブルースタジオ)

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