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先端人

県がんセンター松尾恵太郎さん 分子疫学

写真:松尾恵太郎・愛知県がんセンター研究所・遺伝子医療研究部長 拡大松尾恵太郎・愛知県がんセンター研究所・遺伝子医療研究部長

●遺伝子 生活の羅針盤に

 「遺伝子型を知ってがん予防に役立ててもらいたい」。血液型の違いなどを生み出すDNA配列の微妙な個人差と、がんのリスクとの相関を調べている。

 昨年、約3200人の酒の分解に関わる遺伝子を解析。のどや食道のがんのリスクとの関係を調べた。酒を飲むとすぐ顔が赤くなるタイプの人がリスクが高く、「1日2合、週5日」以上の酒を飲み続けると、80歳までにがんになる確率は20%だった。しかし、このタイプでも酒量が少ないグループでは、5%未満に抑えられていることも分かった。

 「ちょっと生活を変えるだけでこんなにリスクが変わる」

 祖父も父も医師。実家は病院で、小さな頃から医師になると決めていた。血液内科医として白血病患者を診ていた頃、患者は、治療だけでなく「自分の生活をどう改めたらいいか」の助言を求めていると感じた。それに応えたいと、研究者の道へ進んだ。

 数多くの国際共同研究にも参加。乳がんや前立腺がんなどのリスクが高まる遺伝子配列の違いを特定するなどした。今は、こうした遺伝子情報から分かるリスクの個人差をもとに、早めのがん検診を推奨したり、適切な生活習慣の指導をしたりする予防法の開発を進める。

 「多くの病気は遺伝子だけでは決まらない。遺伝子は決定的なものではない。生き方を考える羅針盤として活用できるようにしたい」と話す。 (月舘彩子)

■松尾恵太郎さん(44)

 広島県生まれ。2015年から愛知県がんセンター遺伝子医療研究部長。祖母が造り酒屋出身だったこともあり、酒の強さとがんの関係の研究がライフワーク。自身は「酒を飲んでも顔が赤くならない」。

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