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ぐるり東海(2)【日進通信】

異形の宗教テーマパーク パワー爆発

写真:親鸞の生涯を再現したコンクリート像。石を枕に一夜を明かそうとする様子を描いている=いずれも愛知県日進市岩藤町一ノ廻間 拡大親鸞の生涯を再現したコンクリート像。石を枕に一夜を明かそうとする様子を描いている=いずれも愛知県日進市岩藤町一ノ廻間

写真:今にも走り出しそうな僧侶のコンクリート 拡大今にも走り出しそうな僧侶のコンクリート

写真:月見の宴を再現したコンクリート像。カラフルな塗装が印象的だ 拡大月見の宴を再現したコンクリート像。カラフルな塗装が印象的だ

 芥川賞受賞作家の川上弘美さんのエッセー集「此処彼処(ここかしこ)」の中に「日進町」という作品がある。

 「大きな大きな塑像(そぞう)のお坊さんたち。人けもなく。少し寒くて。からすばかりが、かあかあ鳴いていて。そしてわたしはその場所が大好きになった」

 日進町は現在の愛知県日進市。川上さんが紹介した「五色(ごしき)園」を訪ねた。同市岩藤町一ノ廻間(いちのはざま)にある五色園は、大安寺が1934(昭和9)年に開園した。約66万平方メートルの敷地に、100体以上のコンクリート像で親鸞の生涯を再現する。

 今にも走りだしそうな僧侶、農民とともに田植えをする親鸞、月見の宴をする人たちも。等身大よりやや大きな人形がペンキでカラフルに塗装されている。独特な雰囲気が、最近ではネット上でも話題だ。

 作者は名古屋の造形家、浅野祥雲(しょううん、1891〜1978年)。岐阜県坂本村(現中津川市)生まれで、独学でコンクリート像を作り始めた。愛知県犬山市の「桃太郎神社」や岐阜県関ケ原町の「関ケ原ウォーランド」などに1千体近くを作った。日進市内には、ほかに岩崎御嶽社にも弘法大師像や毘沙門天像が残る。

 「コンクリート魂 浅野祥雲大全」の著書があるフリーライター大竹敏之さん(51)は「これだけの規模のものを、一人で作り出した祥雲のパワーには驚くばかり」と話す。

 70年以上前に作られた五色園の像は、風雨で塗装がはげ落ち、傷みが進む。作品を守り、魅力を伝えようと、大竹さんは2009年からボランティアらと人形を塗り直す修復作業を続ける。「祥雲に興味がなければただの面白おかしいスポット。でも、その生き様に関心を持てば、すごさを感じるはず。多くの人に見てもらえるようにしたい」 (川村真貴子)

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