メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

05月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

ぐるり東海(5) 【みよし通信】

残された自然の大切さ伝える

写真:NPOみよしの自然環境を守る会が開いた自然観察会。住宅街から近いこの場所で稲作や湿地の保全活動をしている=愛知県みよし市黒笹町 拡大NPOみよしの自然環境を守る会が開いた自然観察会。住宅街から近いこの場所で稲作や湿地の保全活動をしている=愛知県みよし市黒笹町

写真: 拡大

●活動するNPOと写真家

 愛知県みよし市の北端、黒笹町に小さな里山がある。9月下旬、自然観察会が開かれ、市内の小学生ら約100人が参加した。

 「この木にはカブトムシが集まります」「イノシシも出ます」……。主催するNPOみよしの自然環境を守る会(鳥居鐐一理事長)の会員たちが説明すると、「こんな所でも?」という声が上がった。

 住宅やマンションが立ち並ぶ名鉄三好ケ丘駅から2キロほど。守る会は、ここで湿地の保全や、借りた休耕田で、募集した親子連れに稲作を体験してもらっている。田んぼは広さ2千平方メートル。11月の収穫祭までの間、草刈りや観察会と、子どもたちは何度も来るうちに平気でカエルや虫をつかめるようになるという。

 3年前にできた守る会には市内に61人の会員がいる。事務局長で元小中学校教師宮嶋英一さん(81)は「のどかな田舎だったみよしは姿を変えてしまった。子どもたちには、わずかに残る自然の大切さを、体験を通じて知ってもらいたい。生物多様性の重要さも感じてくれるはずです」と期待している。

     □

 ヒクイナ、オオタカ、ホンドギツネ……。「境川の仲間たち」というホームページがある。市内を流れる境川周辺で撮られた様々な動植物の写真を見ることができる。同市三好丘5丁目の杉浦勝さん(73)が2004年に立ち上げた。

 撮影を始めて約20年。年300日は一眼レフカメラを持って歩き回る。並行して「身近な場所には意外に色々な生物がいる」と自然保護を訴える活動を続けている。「境川を汚さないで」とうたった手製のポスターを作り、周辺の学校や区長らに配った。撮影した写真がたまると写真展を開いた。小中学校で講演もした。

 23年前に引っ越してきて以来、みよしは人口が増え続け、開発は止まらないと実感している。数年前に撮影できたものの二度と見られない生き物も少なくない。「せめて今ある自然が残ってくれればいいのですが」(臼井昭仁)

PR情報

ここから広告です

名古屋報道センターから

身のまわりで起きたニュースや、記事へのご意見、ご感想もお寄せ下さい。メールはこちらから

朝日新聞 名古屋編集局 公式ツイッター

ここから広告です

広告終わり

ここから広告です

広告終わり

ここから広告です

広告終わり

注目コンテンツ