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先言深語

サンコー 杉浦多恵社長

写真:杉浦多恵社長=吉本美奈子撮影 拡大杉浦多恵社長=吉本美奈子撮影

写真: 拡大

小腹がすいた時に、健康志向のお菓子を。そう考えるメーカー経営者に話を聞いた。

●小腹が喜ぶ無添加お菓子

 ――「健康志向菓子」を掲げています。

 「主な原材料の小麦は国内産に限り、添加物や遺伝子組み換え食品は原則使いません。体に取り込むものですから、不安のないように、と思っています。保育園や幼稚園では、おやつとして出されています。お菓子は必ずしも食べる必要のない食品ですが、心の支えになる一面もあります」

●健康志向高まる

 ――ビジネスのきっかけは。

 「私は幼かったころ、アトピー性皮膚炎で食事に注意が必要でした。当時は高度成長期。公害も起き、自分の健康は自分で守らなければ、という風潮が起きつつありました。父が勤めていた銀行を退職し、1975年に子ども向けのおやつを作る会社を設立しました」

 ――それから40年余りです。

 「健康への関心がさらに高まっています。女性に手を取ってもらえるようなデザインにする一方で、『食物繊維豊富』『高たんぱく』と商品のポイントを明示するように変えました」

 「大豆ペーストに玄米の粉などを混ぜてつくった焼き菓子があります。小麦粉を使わないグルテンフリーの商品で、こうしたものは3種類増やしました。動物性食品を使わないお菓子もロゴで示しています」

 ――お菓子も変化している、ということですね。

 「一般的な傾向として、以前は甘味料や着色料の入ったお菓子も好まれていましたが、今は濃い味付けが好まれません。自然志向の食や暮らしも頻繁に紹介され、外見だけでなく内面の美を追究する動きが起こっています。商品を手に取るお母さん方が、受け入れやすいお菓子を考えています」

●素材の味を重視

 「例えば、昨秋から乾燥こんにゃくの細切りを売り出しました。こんにゃくがお菓子になるなんて、と驚く人がいるかもしれません。少量で販売していますが、水と一緒に食べれば満腹感が得られます。大豆から油分を取り除いて焼いたチップスも始めました。より一層、素材の味が重視される時代になりました」

 ――どうやって生産と開発に取り組んでいますか。

 「新商品は季節に合わせて年2回、15品ほど出します。自社工場はなく、メーカー60社ほどに製造を委託しています。生産コストは上昇していますが、健康志向というニッチな市場で勝負するため、国内産の原材料へのこだわりは変えません」

 ――次の一手は。

 「コンビニで卵や砂糖を使わないマクロビスイーツが出てくるようになりました。お菓子の市場が、こちらに寄ってきており、少子高齢化というほど手詰まり感はありません。将来は自社製造できる環境を整え、雑貨屋でも商品を売って販売経路を増やしたい。子どもからお年寄りまで幅広く浸透する商品をそろえ、ブランド力を高めたいですね」(齊藤明美)

■すぎうら・たえ 早稲田大卒。大手電機メーカーに勤め、変電所の開発を担当したが、30歳で退職。郷里の豊橋にUターンし、父・均さんが創業したサンコーに入社。商品開発を10年以上担当し、2013年11月から社長。昔はバイクで各地をツーリングした。48歳。

■サンコー 本社・愛知県豊橋市。資本金2400万円。社員21人で女性は半数程度。お菓子の商品開発と販売を手がける。子育て世代の女性もターゲットで、扱う商品はビスケットやキャンディー、えびせんなど140種ほど。直近の年間売上高は約10億6千万円。

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