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先端人

名古屋工業大学 佐野明人教授 機械工学

写真:佐野明人・名古屋工業大教授 拡大佐野明人・名古屋工業大教授

●歩行支援 実はシンプル

 電池もモーターもないのに、足が振り子のように動く二足歩行ロボットがある。緩やかな斜面なら重力だけで足を交互に動かして歩ける。「受動歩行」と呼ばれ、人間も重力を上手に活用しながら歩いているという。この研究をもとに、脳卒中の後遺症によるまひなどで歩くのが困難な人たちを助ける歩行支援機を開発した。

 17年ほど前、見よう見まねで作ったロボットは数歩で転倒。歩幅が一定になるよう改良すると安定して歩けることを突き止めた。2009年に13時間45分の連続歩行を達成し、ギネス世界記録に認定された。

 学生時代は、複雑な動きをモーターやセンサーで制御するロボットを研究。それに比べれば、受動歩行は至ってシンプル。かつてコンピュータープログラムで問題は解決できると考えていた自分には「頭をたたかれたような衝撃」だった。

 ロボットに搭載したばねの仕組みを応用し、14年に歩行支援機を製品化。足が自然に前に出るように導いてくれるのが特長で、患者からは「関節が曲がりやすくなった」などの声が届く。今年度、社団法人発明協会の「21世紀発明奨励賞」に選ばれた。さらにノウハウを蓄積して福祉用具として保険適用をめざす。

 「ロボットの歩く技術が上がれば、ヒトの歩行にも転用できるかもしれないし、その逆もある。ヒトとロボットの『歩く』をテーマに、よりシンプルで効果のある技術を作りたい」

(西川迅)

■佐野明人さん(55) 

 岐阜県出身。2005年4月から名古屋工業大教授。ときどき見るSF映画は研究のアイデアにつながることも。最近は、米映画「アベンジャーズ」の最新作に登場したパワースーツが学生と話題になった。

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