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見納め 名古屋城現天守

名品数々、しばし「お蔵入り」

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 ■「柳鷺図」 格式高い狩野派の代表作

 徳川家康の命令で1615年に建てられた名古屋城本丸御殿の各部屋には、狩野派の絵師が絵を描いたふすまが備え付けられていた。天守内で展示中の「柳鷺(りゅうろ)図」(1634年)は、幕府の御用絵師・狩野探幽(1602〜74)の障壁画の代表作の一つだ。

 元々の御殿は1945年の空襲で天守とともに焼失した。江戸初期のふすま絵を現在も鑑賞できるのは、空襲前に城内の乃木倉庫に疎開し、焼損を免れたためだ。このようにして戦災を生き残ったふすま絵1047枚は戦後、国の重要文化財に指定され、市が順次修理している。

 「柳鷺図」は、1634年に将軍専用の宿館として増築された「上洛(じょうらく)殿」で使われていた。枯れた柳に鷺(さぎ)が止まり、左端には尾長鳥が飛ぶ。秋冬の景観を表現している。

 上洛殿のふすま絵は、格式を重んじ、水墨を基調に淡い色彩を加え、すっきりとした安定感のある作品が描かれた。「柳鷺図」は将軍の面会者が入った「三之間」の南側にあり、他の三方のふすま絵も四季の花鳥図を描いていたという。

 市の学芸員は「戦災を免れたふすま絵を今も見ることができるのは奇跡的で、特筆すべき名古屋の文化財です」と話す。とりわけ格式の高さと豪華さを併せ持つ上洛殿の絵は人気で、各地の博物館からの貸し出し依頼が多いという。

 市は2009年から本丸御殿の復元工事を進め、表書院や対面所などを完成した順に公開していた。今年3月までに上洛殿の工事も終え、本丸御殿は6月8日に全面公開を迎える。ただ、ここに設置しているふすま絵は模写となる。本物は城内に建造中の展示施設に移され、数年後から公開を始める予定だ。

 市は「名古屋城の名品」と銘打ち、代表的なものを5月6日まで天守内で展示している。午前9時〜午後5時半(最終入場午後5時)。高校生以上は入場料500円。(関謙次)

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