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見納め 名古屋城現天守

「昭和実測図」「ガラス乾板写真」

写真:名古屋市中区の名古屋城 拡大名古屋市中区の名古屋城

 ■「昭和実測図」 国宝保存、図面・拓本で伝える

 明治維新後、名古屋城の本丸、西之丸、御深井(おふけ)丸は皇室の離宮となった。1930年に名古屋市に下賜(かし)されると、同時に天守や本丸御殿など江戸初期の建造物24棟が当時の国宝に指定された。市は保存のために32年から実測調査を行った。その成果が「昭和実測図」(52年度完成)だ。

 実測調査では天守や隅櫓(すみやぐら)に足場が組まれ、飾り金具などの拓本もとられた。42年度に調査を終えた市は図面の清書に取りかかったが、戦局の悪化で中断。45年の空襲で天守や本丸御殿は焼失してしまった。

 だが、貴重な資料は残った。戦後、平面図、外観立面図、断面図など各種図面282枚と、拓本を貼り付けた27枚、計309枚の実測図が完成した。

 <=名古屋城総合事務所提供>

 ■「ガラス乾板写真」 高画質印刷、観光・教育に一役

 「ガラス乾板写真」(1940〜41年)は、調査終盤に撮影された。ガラス乾板は写真のネガにあたり、感光する乳剤をガラス板に塗ったものだ。当時はフィルムも普及し始めていたが、はるかに高画質のプリントを作れるガラス乾板を使ったとみられる。

 ガラス乾板写真は733枚が残っている。このうち焼失前の天守を収めた写真は、市が中学生向けの副読本の表紙に採用したほか、名古屋駅西側の喫煙所にも掲示し、教育や観光に役立てている。

 市によると、焼失前の城の実測図、写真とも、これほど多く残っている例は他にないという。59年のコンクリート製現天守再建や、今年6月に全面公開を迎える本丸御殿復元の際に、基本資料となった。市が2022年末完成を目指す木造新天守も、これらや金城温古録(1902年完成)を典拠にしている。(関謙次)

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