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先端人

中部大 澤本光男教授 高分子合成

写真:澤本光男・中部大教授 拡大澤本光男・中部大教授

●ポリマーを精密に作製

 日常生活に欠かせないプラスチックや合成繊維は小さな分子が鎖や数珠のように連なった高分子化合物「ポリマー」でできている。ただ、化学反応を繰り返して、100個、200個とつながるうちに不純物などが原因で反応が止まり、それぞれの長さにはばらつきが出てしまう。

 思い通りの構造と長さを持つポリマーを設計通り精密に作る新たな合成法を「リビングラジカル重合」として開発し、1995年に論文を発表した。

 反応を促す触媒に金属を使うのが特徴で、新たな機能や性質を持つ材料の開発に道を開いた。異なる性質のポリマーをつなげるなどして、高性能ゴムやリチウムイオン電池、建築用材料などが開発されてきた。短期間で習得できる技術のため、生物学や物理学、材料科学の分野の研究者が簡単にポリマーを作れるようになった。「その意味でも大きな波及効果があったのではないか」

 中学や高校で入った理科クラブで民家の井戸水を採取して塩素濃度を調べるなどした実験が、化学に興味を持つきっかけになった。当時、最先端で面白い分野はポリマーだと大学の高分子化学科へ進んだ。

 昨年、米国版ノーベル賞とされるベンジャミン・フランクリンメダルを受賞した。「小さな分子のひとつひとつの並び方をより精密に制御できれば、さらに新しい材料ができるはずだ」。ポリマーをめぐる探究心は尽きない。(西川迅)

●澤本光男さん(66)

 京都市生まれ。京都大教授を経て2017年4月から中部大教授。飛行機模型が趣味でパイロットになることも考えた。推理小説が好き。「断片的な証拠や証言から事件を推理するのは自然科学の研究に通じる」

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