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先端人

名古屋大博物館 藤原慎一講師 機能形態学

写真: 拡大

●恐竜の正確な姿 再現へ

 絶滅した恐竜は、地中から発掘された化石に骨の形を残すだけで、生きていた当時の姿は誰も知らない。本来の立ち姿や生態を明らかにしようと、現代に生きる動物を手がかりに、正確な姿の再現に挑んでいる。

 映画や復元画に登場する恐竜の姿のほとんどは、物理法則が考慮されていないという。「バラバラの骨からどう全身を再現するか。組み立て方の選択肢は無数にあるが、正解は一つだけだ」。現代のあらゆる動物の骨格を網羅的に検証し、恐竜にも共通する法則や指標を導き出して、適用するのが目標だ。

 従来、トリケラトプスの前脚はトカゲのように両脇に張り出すとの説が主流だった。2012年、力学的に理にかなうのは前脚が真下に伸びる「下方型」だと論文で発表。哺乳類や爬虫(は・ちゅう)類など様々な動物の前脚の骨の形と姿勢の関係を解析した結果だが、長年の思い込みからか「当初はなかなか信じてくれなかった」。いまでは海外の博物館の展示や復元図にも反映されている。

 幼いころから恐竜が好きだった。修士課程で念願の恐竜に取り組み始めたが、「甘い世界ではなかった」と感じている。

 恐竜を入り口に現代の動物にも対象を広げ、甲殻類のはさみの強度を形状から解明した。二足歩行から四足歩行へ進化した恐竜の要因を研究中だ。「動物の形と機能の関係を究めたい。脚光を浴びていない古生物で驚くような生態を発見できるかもしれない」(西川迅)

■藤原慎一さん(38)  

 埼玉県出身。2018年2月から名古屋大博物館講師。専門は機能形態学。息抜きは、映画鑑賞や漫画。妻も両生類や爬虫(は・ちゅう)類の研究者で神奈川県小田原市に住むため、毎週往復している。

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