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先端人

岐阜大 手塚建一准教授 再生医科学

写真:手塚建一・岐阜大准教授 拡大手塚建一・岐阜大准教授

●抜けた歯から細胞採取

 国内では親知らずや乳歯が年間3千万本も捨てられている。これを廃棄せず、抜けた歯から細胞を採取する「岐阜大学歯髄細胞コレクション」を15年前から続けてきた。歯の神経に含まれ、歯を作り出す「歯髄(し・ずい)細胞」は、高い増殖能力を備え、けがや病気を治療する再生医療への活用をめざす。「誰もが再生医療を受けられるように、安全で拒絶反応がない細胞を世界中の人々に届けたい」

 歯髄細胞から発見したたんぱく質「DLX4」は、山中伸弥・京都大教授が開発したiPS細胞をより安全に作製できる因子として2014年に論文を発表し、国際特許出願に結び付いた。さらに歯髄細胞で脊髄(せき・ずい)損傷を治療する効果を予測する遺伝子をマウスの実験で特定するなど、基礎研究を積み重ねてきた。

 若いころは電子部品やプログラミングに興味があり、大学では分子生物学を専攻。製薬会社の研究職を経て大学で研究の道へ。

 再生医療として細胞を臨床で使うには品質管理などハードルが高い。「細胞は性質が工業製品と違う。どちらかというと農業製品に近い」。人工知能(AI)も活用して細胞の検査技術を開発し、医療機関に届ける流通の枠組みづくりを進めようと、年内にも大学発ベンチャーを立ち上げる。

 「最先端技術を導入してコストのかからない品質保証や流通の仕組みを作る。歯髄細胞をモデルに細胞製造に関する世界標準技術を確立したい」(西川迅)

■手塚建一さん(54) 

 東京都生まれで、父の転勤で愛知県江南市などで育った。2002年に岐阜大助教授(07年に准教授)。趣味はバイク。自作したナビを搭載し、温泉巡りやテント泊で九州や北海道へも足を運ぶ。

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