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2016 博多祇園山笠

博多の飾り山、うきはに登場 吉井祇園祭り

写真:お目見えした飾り山と吉井祇園山笠振興会の樋口会長(左)、博多人形師の中野さん=うきは市吉井町 拡大お目見えした飾り山と吉井祇園山笠振興会の樋口会長(左)、博多人形師の中野さん=うきは市吉井町

 終わったばかりの博多祇園山笠の飾り山が場所を変えて、「白壁の町」として知られるうきは市吉井町の吉井祇園祭りに再登場した。21日からの祭り本番を前に、3基の飾り山が白壁交流広場、祇園神社、高橋神社の3カ所で公開。吉井祇園山笠振興会の樋口和親会長(76)は「おかげさまで今年も立派な山笠ができた。吉井に夏が来る」と喜んでいる。

 江戸時代に豊後街道の宿場町として栄えた吉井町。古い商家が軒を連ねる町並みは落ち着いた趣がある。21、22日の吉井祇園祭りでは例年、みこしが練り歩き、飾り山が彩りを添える。地元に人形師がいなくなり、いつしか博多人形師が制作する博多祇園山笠の飾り山を借り受けるようになったという。

 今年も福岡市の渡辺通一丁目と川端中央街の飾り山を14日夜から15日未明にかけて大型トラックに積み、吉井町まで運んだ。いずれも表(おもて)は博多人形師・中野親一さん(70)が制作したもので、吉井祇園祭りへの協力は20年になるという。

 「町民挙げての祭り。先輩方からの伝統を継承できるのは本当にうれしいこと」と樋口会長。

 吉井町で飾り山を据え付ける土台には、かつて曳山(ひきやま)を巡らせていた名残で、木製の車輪がある。笛や太鼓といった祇園囃子(ばやし)も情緒を醸し出す。飾り付けを見守った中野さんは「博多の雰囲気とは、また違うものがありますよ」と話した。(貞松慎二郎)

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