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09月18日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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海峡往来真発見

外国人語り合う番組出演 成川彩

写真:テレビ番組「外界通信」から。出演中の成川さん(右) 拡大テレビ番組「外界通信」から。出演中の成川さん(右)

 ◇韓国・東国大大学院生 成川彩

 7月から週1回、韓国のテレビ番組に出演している。「tvN」というテレビ局の外国人討論番組「外界通信」だ。

 ここ数年、韓国では外国人が出演する番組が人気。「外界通信」では外国人記者5、6人と韓国人の進行役4人が、時事ネタから日常の話題まで語り合う。ドイツ、カナダ、中国、日本(私)の記者がレギュラー。基本は韓国語で話し、英語の場合は同時通訳が入る。一昔前は珍しかった韓国語の堪能な外国人が、驚くほど増えた。韓国内の国際化が進んだ証しだ。

 そもそも私は元新聞記者なので、書くのが専門だ。日本でテレビやラジオに若干の出演経験はあっても、韓国でテレビに出るのは初めて。最初打診が来た時は、戸惑った。「日本代表が私で大丈夫か」と。

 特に歴史や政治の話題では、日本人としては慎重にならざるを得ない。プロデューサーに正直に話すと、「個人的な意見と日本の多様な意見と、両方を話してほしい。生放送ではないので、不適切な発言は編集できる」とのこと。

 迷いに迷って、出ることにした。番組に隣国・日本の記者がいた方がいいし、現役のソウル特派員たちは出演する時間的余裕がなさそうだ。韓国のテレビ番組を作る過程を見てみたい、という下心もあった。

 実際に出てみると、なかなか大変。1時間番組だが、収録は5〜6時間かける。各国の映像も交えて放送するので、実際の討論のほんの一部が出る形だ。

 毎回全く違うテーマで、それなりに日本の事情やデータを頭に入れておく必要があり、準備にも相当時間がかかる。これまで3回のメインテーマは「フェミニズム」「ペット」「公共の秩序」だった。それに加え、難民受け入れや最低賃金の引き上げなど、直近のニュースについて話し合うコーナーもある。新聞を読む量が、出演前に比べて圧倒的に増えた。

 何をポイントに話せばいいのか、当初は手探りだったが、編集された番組から、先進的な各国の例を学ぼうという趣旨がはっきり見えてきた。

 例えば、難民認定について、日本は韓国よりもさらに認定率が低いという発言はカット。ペットの話題では、犬の殺処分ゼロを目指す日本の取り組みについての発言がまるまる使われた。肯定的な趣旨はいいが、各国の自慢大会にならないか、ちょっと気になる。

 9日深夜放送の次回はメインテーマが「歴史問題」。特に慰安婦や強制徴用など日韓に関わる問題が中心だ。人生最大級のプレッシャーを味わうことになりそうだが、貴重な機会だとも思う。事前の質問用紙を見る限り、日本は「加害者」一色に見られているようで、日本の多様性もきちんと伝えたい。

 (次回の筆者は韓国料理ライターの八田靖史さん。18日の掲載を予定しています)

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