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09月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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高校野球【第100回全国高校野球選手権記念大会】

光南 追い上げならず

 ●鈴木亮君・大けが克服、光る打撃

 七回、2死満塁の好機で光南の鈴木亮君(3年)に打席が回った。「俺がみんなを助ける」。3球目を振り抜くと、打球は中堅手の頭を越えた。走者一掃の適時二塁打。「よっしゃあ」。ベンチに向かって叫んだ。

 鈴木君の右足には、ボルトが入っている。昨年12月、乗っていた車で事故があり、右太ももを骨折。立ち上がることすらできなくなった。「もうだめだ」。病院のベッドで泣いた。

 そんな時、チームメートが見舞いに来てくれた。石井仁君(同)は「カルシウムとれよ」と煮干しを持ってきてくれた。「食べてみたけど、だし用の煮干しで硬くて食べられなくて。でも、それで笑えたんです」

 「みんなのために早く復帰しよう」。4月にギプスが外れると、朝は誰よりも早く登校し、走り込んだ。夜も残り、校舎の裏でバットを振り込んだ。ナイター照明を消そうとした後輩がその姿を目にして、うわさになったほどだった。

 けがの後、ポジションは中堅手から三塁手に移った。春の県大会では控えだったが、福島大会前の練習試合で結果を出し、レギュラーに復帰した。

 六回には先頭打者として左中間を破る三塁打も放った。野手がもたつくのを見逃さず、二塁を蹴り、頭から三塁に滑り込んだ。

 試合後、ベンチで泣き崩れる鈴木君に仲間が次々に声をかけた。「よく戻ってきたよ。ありがとな」

 「最後までみんなには助けられっぱなしでした」と鈴木君。卒業後は大学で野球を続けるつもりだ。「プロ野球選手になって活躍する姿をみんなに見せたい。野球でしか恩返しできないですから」=あいづ(小手川太朗)

 ●光南勝利信じ「一体」で声援

 光南の応援席では野球部員や保護者のほか、全員が女子生徒の応援団18人とチアリーダー部26人、吹奏楽部員26人が声援を送った。

 応援団長の佐藤夢花さん(3年)は「私たちの応援で勝ってほしい」。腕に「甲子園」「全員野球」と書いたチアリーダー部部長の須藤佑梨さん(同)も「絶対勝ってくれると思う」。氷を入れた袋で首筋などを冷やしながら、躍動感のある応援を続けた。

 両部の顧問を務める久住貴紀さん(31)は「一体となってみんなで勝っていくのが大事だと思う」と話していた。=あいづ(戸松康雄)

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