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お湯ぶら

県北編(7) 奥土湯 川上温泉(福島市)

写真:(下)万人風呂 拡大(下)万人風呂

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 ●山肌に半分洞窟の露天

 山の斜面を手掘りして造った「半天岩窟風呂」。最大水深1・2メートルの「万人風呂」。湯船を青森ヒバでつくった「あすなろ風呂」。湯の花が舞う「華湯(家族風呂)」。四つの風呂があり、源泉は六つ。無味無臭の単純温泉だが、温度や泉質が微妙に違う。

 基本的には源泉掛け流しだが、岩窟風呂は適温にするため加水している。それでも、温泉成分によってヒバ材の床が滑りやすくなるため、月曜日と金曜日の朝に湯を抜き、掃除をしている。深い万人風呂には子ども用に浮袋があり、温水プール気分で楽しめる。

 貸し切りの花湯以外は毎夜9時30分に男女が入れ替わる。すべての風呂を楽しむには、1泊するか、2日通わなければならない。

 湯を守る阿部俊英さんによると、阿部家の先祖は江戸時代初期の米沢藩士、阿部薩摩。福島市西部の大谷地などを開拓し、米沢と福島を結ぶ板谷峠を整備したといわれる人物だ。

 薩摩が高僧を連れて米沢に向かう途中、土湯にとどまり、寺ができるのを待った。しかし、寺は完成せず、そのまま土湯に居着いたとされている。

 以来、400年。阿部家は土湯で温泉を守ってきた。しかし、荒川の上流という場所柄、土石流や大水の被害を受け、戊辰戦争のときには会津軍に宿を焼き払われたという。

 阿部さんは「温泉旅館を守るのは大変」と言う。原発事故後、離れたお客が完全には戻らず、厳しさは増しているようだ。(菊池功)

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