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09月19日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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お湯ぶら

会津編(6) 熱塩温泉 下の湯共同浴場

写真:熱塩温泉の風呂 拡大熱塩温泉の風呂

写真:熱塩温泉の外観 拡大熱塩温泉の外観

写真: 拡大

 ●住民が守る「子宝の湯」/熱塩温泉 下の湯共同浴場(喜多方)

 熱塩の名前の由来となっただけのことはある。お湯をなめると塩っ辛い。そして苦い。塩湯は体が温まる。理屈はわからないが、「体が温まるから子宝の湯」と尊ばれている。

 昔の温泉街は、共同浴場を中心に、その周囲に旅館が軒を連ねた。その後、旅館は内湯を持つようになっていった。

 熱塩温泉も同じで、以前は「上の湯」が旅館用の浴場、「下の湯」は住民用の浴場と使い分けていた。上の湯は今では足湯に姿を変え、下の湯は9世帯によって運営される「下の湯共同浴場組合」が守っている。

 源泉の所有者は、すぐそばにある古刹(こ・さつ)の示現寺だ。南北朝時代、真言宗だった慈眼寺を曹洞宗に改宗して示現寺とした源翁心昭(げん・のう・しん・しょう)が、塩井を見つけたのが由来とされる。ちなみに、源翁和尚といえば、那須で毒気を吐きつづけた殺生石(せっ・しょう・せき)を打ち砕いた人物として、伝説に名を残す高僧だ。

 この浴場に入るのには、隣の雑貨店叶屋で入浴協力金を払う。店主の遠藤憲一さんによると、1日20人前後がやって来る。組合の加入世帯が減るなか、この協力金もあって、維持ができているという。

 金気(かな・け)のある湯のため、とにかく掃除が重労働だ。9世帯が1週間交代で毎日掃除をするうえ、週に2度は酸性の洗浄剤でタイルを磨く。怠れば、浴槽はすぐに赤茶に染まってしまう。

 遠藤さんは「昔は30世帯が組合に入っていた。若い人たちが減って、寂しくなったよ」と言った。(菊池功)

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