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戊辰戦争150年

おやっとさぁ 西郷どん

写真:床次正精/山下房親 《西郷隆盛肖像》 1887(明治20)年 石版・紙=郡山市立美術館蔵 拡大床次正精/山下房親 《西郷隆盛肖像》 1887(明治20)年 石版・紙=郡山市立美術館蔵

 ●郡山市立美術館の石版画、半年ぶりに帰還

 西郷どん、おやっとさぁ(お疲れさま)―。明治維新(戊辰戦争)150年だった今年、県外に長期貸し出しされていた郡山市立美術館の石版画「西郷隆盛肖像」が11月、ほぼ半年ぶりに帰ってきた。当面は人の目に触れる機会はない。「維新三傑」の一人は収蔵庫で静かに英気を養う。

 ●節目の年 県外で引っ張りだこ

 薩摩藩出身で西郷と面識があった床次正精の作品。西郷が没した西南戦争から10年後の明治20(1887)年に完成した。作品の右下には、西郷の弟従道と後に第2代内閣総理大臣を務めた黒田清隆の名前とともに「検閲」の文字がある。2人が「お墨付き」を与えたと考えられ、生前の写真が確認されていない西郷の容姿を忠実に再現した数少ない作品とされる。

 英国や日本の近代美術の収集で知られる郡山市立美術館。明治期の石版画も多く所蔵していて、西郷の肖像もその一つだ。これまでも貸し出しや画像の提供依頼に応じることはあったが、今年は維新150年という節目の年であることや、NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されていることもあって、各地で引っ張りだこだった。

 同館によると、「西郷どん」の巡回展で5月下旬から7月中旬は東京に、7月下旬から9月中旬は大阪にそれぞれ「出張」。9月28日から11月4日には故郷の鹿児島市に「里帰り」し、維新150年の企画展会場で公開された。郡山には11月8日まで一度も戻らなかった。学芸員の田中有沙子さんは「これほど長い間、貸し出したことはありません」と話す。

 やっと「我が家」に戻ったものの、しばらくは表に出ない予定だ。作品保護のため、通例の展示は数年に1回程度で、しかも1回あたり1〜3カ月ほどだからだ。今回は足かけ半年に及ぶ展示が続き、しばらくは収蔵庫に保管される。

 とはいえ西郷ファンとしては、再会が待ち遠しいところ。田中さんは「当面は作品を展示する予定がありませんが、次回の常設展示での出番を楽しみにお待ちいただければ幸いです」と話している。(床並浩一)

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