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お湯ぶら

浜通り編(2)さはこの湯(いわき市)

写真:さはこの湯の岩風呂 拡大さはこの湯の岩風呂

写真:さはこの湯の外観 拡大さはこの湯の外観

写真: 拡大

 ●危機を耐え抜いた古湯/いわき湯本温泉 さはこの湯

 建物に入ると、硫黄の臭いが漂っていた。浴槽は三つ。湯船の縁にヒノキを張った「幸福の湯」、岩風呂の「宝の湯」、貸し切りの「長寿の湯」。いずれも源泉かけ流しで、「幸福」と「宝」は日によって男女がかわる。

 スタッフの坂本和夫さんは「甲乙付けがたいですが、湯船が広い幸福の湯の方が人気があるようです」という。

 いわき湯本温泉は、愛媛県の道後、兵庫県の有馬と並ぶ日本三古湯だ。「さはこ」とは住所の「三函(さ・はこ)」からとった名前。もともと、湯本温泉自体、さはこの湯と呼ばれていた。「佐波古」「三箱」「三函」の文字がある。

 20世紀以降、湯本温泉は何度か危機を乗り越えてきた。

 1919年、石炭採掘が原因で温泉が枯れた。源泉の復活は1942年まで待たなければならなかった。

 次は常磐炭田の閉山。得意客が減った。新たな源泉を求める必要もあった。76年に市と地元、常磐興産が出資する常磐湯本温泉株式会社が設立され、新たな源泉が確保された。

 今、大震災に伴う危機に直面している。復旧の作業員やボランティアらで一時的ににぎわったが、そうした需要は減っている。この間、板前や仲居を手放し、以前のように高級旅館としての営業ができない店舗もあるという。

 でも、湯本温泉には財産がある。源泉温度58・3度、pH8の湯には塩化物、炭酸水素など様々なイオンが溶け込んでいる。効能から「美肌の湯」「心臓の湯」「熱の湯」ともいう。そんなお湯を求め、年末年始、さはこの湯には1日約900人が詰めかけた。 (菊池功)

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