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高校野球【第101回全国高校野球選手権 福島大会】

会津勢 コールド大勝

写真:福島成蹊―若松商 六回表、福島成蹊・西坂の適時打で佐藤敬2に続き西脇が生還。2点を返す。次打者八巻1=あいづ 拡大福島成蹊―若松商 六回表、福島成蹊・西坂の適時打で佐藤敬2に続き西脇が生還。2点を返す。次打者八巻1=あいづ

写真:胴上げされる岩瀬農の原投手=あいづ 拡大胴上げされる岩瀬農の原投手=あいづ

写真:六回裏、ピンチでマウンドに駆け寄り、笑顔でベンチに戻る斎藤望夢君=あいづ 拡大六回裏、ピンチでマウンドに駆け寄り、笑顔でベンチに戻る斎藤望夢君=あいづ

 前日から降り続いた雨の影響で、大会5日目の14日は3球場の6試合が順延となり、あいづ球場の2試合のみとなった。会津は投打がかみ合い、若松商は打線が集中力を見せ、2本の本塁打を放ち、いずれもコールド勝ちした。

 ● 先輩を感謝の胴上げ/岩瀬農

 七回コールド負けから約30分後、岩瀬農の4人の3年生選手は球場の外で下級生に胴上げされていた。選手を迎える応援団や保護者も見守る中、浜津信哉監督は「(下級生の)感謝の思いなんですよ」と話した。

 試合は厳しい展開だった。初回に2点を先行され、三回は3連打に失策や四球が絡み、5失点。その中でも原俊輔投手(3年)は笑顔を忘れなかった。「ここでピッチャーが暗い顔になったら、みんなが不安になってしまう」

 9点を追う五回終了後、浜津監督は「明日の新聞の見出しは『会津大勝』か『岩瀬農大逆転』しかない。良い見出しになるようにやろう」と選手たちを激励。原投手も「自分が抑えるから、バッティングをつないで1点ずつ返していこう」と力を込めた。直後の六回表の守備は三者凡退に抑えた。

 19人の選手のうち、一、二年生が15人を占める。宙を舞った宗形健志主将(3年)は「このメンバーなら、昨年敗れた聖光学院と(4回戦で)対戦するまで勝ち進めると思っていた。終わってしまったという悲しさと、やりきったという思いが交ざったような気持ち」。原投手は「後輩たちには『この一球を取らないと負けてしまう』という緊張感を持って練習に臨んでほしい」と話した。(戸松康雄)

 ● 福島成蹊・斎藤望夢選手

 「望夢、行ってこい」。「はいっ!」。9点差の六回裏2死二塁、福島成蹊・金子淳監督の一声で、斎藤望夢君(3年)が笑顔でベンチを飛び出していった。向かう先はマウンド。ピンチが続く内野陣はうつむきがちだ。「二塁走者を返したらコールド負けだから。絶対返すな」と監督の指示を伝えた。そして投手の肩をたたき、「思いっきり投げれば大丈夫」と励ました。

 チームの3年生8人のうち先発選手は2人で、残りの6人は背番号2桁の控え選手だ。背番号「14」の斎藤君もその1人。練習後、芸人のものまねをすると、仲間がどっと笑う。気さくさを評価され、監督から「伝令」に任命された。

 試合前日、球場近くの会津若松市内のホテルの一室に、控えの3年生6人が集まった。「俺ら出られないけど、全力でサポートしような」と誓った。

 試合中、控えの3年生は出場する同級生や後輩に飲み物を手渡し、カウントを大声で伝えた。斎藤君は一塁コーチとしても声を張り、ピンチが続いた六回には2回、マウンドに走った。その直後の打者に2点本塁打を浴びた瞬間、コールド負けが決まった。

 試合後、三塁手の二階堂一樹君(3年)は涙が止まらなかった。「最終回は僕のミスから始まったんで。ベンチから望夢が笑顔で飛び出してきて、本当にうれしかった。でも、勝てなくて……」

 斎藤君も「僕らの分も戦ってくれた。『ありがとう』しか言葉がないです」と同じく涙した。(小手川太朗)

 ● 昨夏の雪辱三振10奪う/若松商・荒井駿成投手

 昨夏の2回戦、福島成蹊戦に登板し、2―5で敗れた若松商・荒井駿成投手(3年)にとって、雪辱を賭けたマウンドだった。

 この日は立ち上がりからボールの伸びを感じていた。五回2死まで無安打に抑え、六回表に三塁打などで1点差に迫られても、「思い切り腕を振ることができた」。後続を断ち、その裏の味方打線の猛攻につなげた。奪った三振はを数えた。

 この1年間、カーブに加えて、チェンジアップとスライダーを新たに覚え、投球の幅を広げた。「今日は昨年迷惑をかけた先輩たちも応援に来てくれていた。その前で良いピッチングができたのがうれしい」。晴れ晴れとした表情で話していた。(戸松康雄)…

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