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お湯ぶら

県南編(4) 甲子温泉 大黒屋(西郷村)

写真:大岩風呂 拡大大岩風呂

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 ● 阿武隈川 涼風駆ける

標高約1千メートル。甲子高原の阿武隈川沿いにある一軒宿だ。2008年に白河―下郷を結ぶ甲子道路ができるまでは、白河から通じる国道289号はこの宿で行き止まった。

 1384年に伊豆から来た僧侶が温泉を見つけたという伝説がある。この年の干支が甲子(きのえね)のため、甲子温泉と呼ばれるようになったという。まるで阪神甲子園球場の命名と同じだ。

 甲子温泉の湯はアルカリ性の単純温泉。くせはないが、万人が安心してつかっていられる湯だ。

 風呂は内湯と露天がある「恵比寿の湯」が2カ所。約100段を下り、橋を渡った阿武隈川の対岸に「大岩風呂」と「桜の湯」がある。醍醐味は、流れ込む源泉と底の岩からわき出す湯で適温に保たれた「大岩風呂」だろう。

 しかし、日帰り入浴の時間帯、大岩風呂は昔ながらの混浴だ。一方、ヒノキの香り漂う桜の湯は女性専用になっている。両方の風呂は、夜と朝には男女の専用時間が設けられている。宿泊すれば、すべての風呂を気兼ねなく楽しむことができそうだ。

 甲子高原は白河藩主の松平定信のお気に入りの地だった。大黒屋の奥には定信が度々訪れた「勝花(しょうか)亭」が残る。その先は甲子山や那須岳に通じる登山道の入り口だ。川にかかる橋に立つと、砂防ダムから落ちる川の水がまるで滝のようで、しぶきに包まれる。

 大黒屋3代目の草野正人さんは「真夏はセミが少なく、静かです。阿武隈川を涼しい風が駆け下り、冷房いらずなんですよ」という。(菊池功)

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