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高校野球【第101回全国高校野球選手権 福島大会】

「エースにつなぐ」揺るがぬ心

写真:力投する安達・阿曽僚太投手=あいづ 拡大力投する安達・阿曽僚太投手=あいづ

写真:原町―光南 六回裏、光南・石森の適時打で二塁走者の金沢が生還し、追加点をあげる=白河グリーン 拡大原町―光南 六回裏、光南・石森の適時打で二塁走者の金沢が生還し、追加点をあげる=白河グリーン

 ● 安達・阿曽僚太投手

 九回裏1死一塁。113球を投げた安達の阿曽僚太君(3年)は、エース佐藤大那君(3年)にマウンドをゆずった。「後は頼むぞ」。短く声をかけ、佐藤君がうなずく。「大那は絶対におさえてくれる」と信じて、ベンチに戻った。

 阿曽君は、1回戦の後に右足をけがした佐藤君に代わってこの日も先発。2回戦で六回参考ながらノーヒットノーランを記録した流れで、「大那を温存するため、最後まで自分がおさえる」と意気込んでいた。

 しかし初回、変化球が喜多方桐桜打線につかまり、3安打で2点を失った。だが動揺はなかった。「みんなが取り返してくれる」。スライダーやチェンジアップを織りまぜた堅実な投球で追加点を許さず、味方が追いついた。

 しかし、結果は延長十回でサヨナラ負け。阿曽君は試合終了後、相手選手たちと「僕たちの分まで頑張って」と握手をかわし、涙した。「初回に僕が打たれなければ……」。悔しがる阿曽君を、佐藤君は「本当によくおさえてくれた。すごいよ」とたたえた。 (飯島啓史)

 ● 悔い残る六回の投球

 光南打線を五回まで被安打1、1失点に抑え、好投を見せた原町のエース田中和也君(3年)が六回、急に調子を崩した。

 得意な球種はカーブ。その決め球がストライクゾーンに入らない。「光南の打者はボール球には手を出さない」。そう分かっていたからこそ、焦った。「とにかくストライクを――」。見透かされたように高めに浮いた直球を狙い打ちされ、4連打を浴び、気が付くと4失点。勝負が決まった。

 その後も1人で投げ抜き、投球数は115球。九回表2死で打席が回ったが、バットは空を切り、試合が終わった。バットを握りしめたまま、宙を仰いだ。「『悔いは残っていません』と言いたいんですが、今は悔いだらけです」。悔しさで声が震えていた。(三浦英之)

 ● 南会津の挑戦 地域を元気に

 南会津は最速140キロ右腕の大竹力君と主将の本橋涼君のバッテリーをはじめ、3年生5人を中心に選手15人で3回戦まで勝ち進んだ。統合計画に揺れる中、地域に元気を届けた挑戦は終わった。

 外野手から捕手に転向した本橋君は捕球練習に取り組み、大竹君と配球で意見がぶつかることもあったが、話し合いを重ねた。本橋君は「きょうも頑張って投げてくれた。ありがとうの気持ちしかない」と目を潤ませた。大竹君も「ボールだけでなく、自分の思いも受け止めてくれた。一緒にプレーでき、良かった」と話した。 (床並浩一)

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