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びんご案内人【食】

杏が告げる 瀬戸内の春

写真:瀬戸内海をバックに咲き誇る田尻町の杏の花=松本純子さん提供 拡大瀬戸内海をバックに咲き誇る田尻町の杏の花=松本純子さん提供

 今日のびんご案内人は農林水産省の「まつじゅん」こと松本純子です。さて、今回は「田尻の杏(あんず)」について書いてみたいと思います。

 福山市田尻町では桜が咲く一足先に華やかな春が訪れます。瀬戸内の海を臨む山の斜面や街路などに約数千本の杏が植えられており、暖かくなってくると少しずつ開花します。「たじり杏まつり」の開催されるこの時期には、瀬戸内海をバックに一気に咲き誇るのです。

 お祭りが終わった後でも、数日の間は、杏の農園の中をゆっくり歩くと、うららかな日差しと心地よい潮風を肌に感じながら、可愛らしい杏の花とその隙間から見える瀬戸内海を見渡すことができます。

 そして、初夏の6月ごろになると、淡いオレンジ色の実がぷくっと膨らみます。熟れるのが早く、一気に収穫されるため、生の状態の杏を見る期間は限られていますが、貴重なのでぜひかじってみて下さい。田尻町で主に作られている品種は広島大杏(おうみ)という品種で、とても甘酸っぱいですよ!

 でも、その酸味がジャムなどの加工食品やお菓子を作るのに適しているのです。和菓子の老舗「勉強堂」でも、田尻町の杏を使ったお菓子がいくつか作られています。以前食べた「杏のふわり」は故郷の甘さと柔らかな生地がマッチした優しい味でしたし、期間限定の「杏生クリーム大福」は絶品でした。また今年も食べたいです。一口食べて目を閉じると、きっと一面に広がる杏の農園から見渡す瀬戸内海が浮かぶはずです。(農林水産省職員、フードアナリスト 松本 純子)

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