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ちゅうごく経済

ご当地素材、こだわりジン 

写真:中国醸造が販売するクラフトジン=広島県廿日市市 拡大中国醸造が販売するクラフトジン=広島県廿日市市

写真:宮下酒造のクラフトジン岡山=岡山市中区 拡大宮下酒造のクラフトジン岡山=岡山市中区

写真:中国醸造の蒸留器。白井浩一郎社長が、ジンもウイスキーも製造できるドイツ製の導入を決めた=広島県廿日市市 拡大中国醸造の蒸留器。白井浩一郎社長が、ジンもウイスキーも製造できるドイツ製の導入を決めた=広島県廿日市市

 マティーニなどカクテルに使われる蒸留酒の「ジン」。素材や製法に一層こだわった「クラフトジン」の人気が国内外で高まっている。ソーダで割ってもよし、ロックで飲んでもよし。中国地方の酒造会社も、「ご当地」素材を使ったジンづくりに挑み、販売を伸ばそうとしている。

 ■すべて県産で「差別化」 広島・中国醸造

 対岸に世界遺産の宮島を望む中国醸造(広島県廿日市市)。約3億円を投じ、昨年12月に稼働を始めた蒸留所「SAKURAO DISTILLERY」に足を運ぶと、黄金色に輝き、新しさを感じさせるドイツ製の蒸留器があった。

 ジンに使う素材は、レモンやだいだいなどのほか、香り付けに欠かせないジュニパーベリー(針葉樹ネズの実)に至るまですべて広島県産だ。白井浩一郎社長は「クラフトジンに注目が集まるなか、地元産にこだわることが差別化になると考えた」と話す。

 3月から県産原料9種類を使った「SAKURAO GIN ORIGINAL」(700ミリリットル、47度、税抜き2千円)と県産原料17種類の「SAKURAO GIN LIMITED」(同、税抜き5500円)の2種類を販売。かんきつ系の香りや味わいが特徴で、バーや飲食店を中心に「想定の3倍以上売れている」(竹内慎吾執行役員)という。今後は、欧米を中心に海外への輸出も本格化させる方針だ。

 同社がクラフトジンへの参入を決めたのは約3年前。主力の甲類焼酎の売り上げが年々減り、商品の幅を広げることを探っていた。

 もともとは、日本産の評価が海外で高まっているウイスキーの生産を計画。ただ、「ブームが続いているが、ひとつのお酒にかけるのはリスクがある」(白井社長)と人気が広がりつつあったジンも生産することに。両方の酒を造ることができるドイツ製蒸留器を導入した。ウイスキーは3年後の2021年に販売を始める計画だ。

 蒸留所は予約すれば見学可能で、蒸留器を見たり、使っている素材を手に取ったりできる。白井社長は「どうやってつくられているかを知ってもらい、多くの人に飲んでもらえるようにしたい」と話す。

 ■自社製焼酎に漬け込む 岡山・宮下酒造

 地ビール「独歩」や日本酒をつくる宮下酒造(岡山市中区)は約2年前から「クラフトジン岡山」(500ミリリットル、50度、税抜き5千円など)を販売する。

 桃やブドウの皮など岡山産の素材を使い、自社製の焼酎に漬け込んで蒸留する。焼酎を貯蔵したたるで数カ月寝かすことで、まろやかで、かんきつ系のしっかりした香りがするようになるのが特徴という。

 宮下酒造も最初に目をつけたのはウイスキーで、約3年前にドイツ製蒸留器を導入した。ただ、ウイスキーは販売までは数年がかりと時間がかかるため、人気が高まっているジンに注目した。同社の林克彦営業課長は「ジンの販路が着実に広がり、手応えがある。ウイスキーも東京五輪がある20年には販売したい」と意気込む。

 大手もクラフトジンの販売に力を入れている。

 サントリースピリッツは昨年、クラフトジン「ROKU」を発売。ソーダ割りにして、食中酒として楽しんでもらおうと、飲食店への営業を強化している。同社の推定では、国内のジン市場は昨年、前年より18%伸び、今年に入っても前年を上回る勢いが続いているという。(近藤郷平)

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