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水曜「生きる」【逸品 ひとモノ語り】

珈琲専科ヨシダの「十勝糖彩」

写真:「十勝糖彩」を販売している珈琲専科ヨシダの三野宮厚子社長=帯広市 拡大「十勝糖彩」を販売している珈琲専科ヨシダの三野宮厚子社長=帯広市

味わい引き出す野菜スイーツ

 創業40年。豆と焙煎(ばいせん)にこだわる十勝の老舗「珈琲専科ヨシダ」(帯広市)が、5月から売り出したのが「十勝糖彩(とうさい)」だ。

 十勝産の野菜を液糖に漬けて乾燥させ、ドライフルーツのように手軽に味わえる。「コーヒーのおいしさを120%引き出せる野菜スイーツです」。三野宮厚子社長(60)は自信たっぷりに語った。

 自家焙煎にこだわった母が創業した店を1999年に引き継いだ後も、こだわりの味を守り続けている。その一方で、薬剤師としての知識をいかして、コーヒーと一緒に味わえるものや、健康志向の商品開発にも挑戦してきた。

 一昨年、大型の減圧平衡乾燥機を購入。これが武器となり、以前からイメージしていた「十勝糖彩」を完成させた。

 原料を軽くゆでて切り分け、ビート由来の砂糖液に漬けて乾燥させる。3カ月かけてレシピができた。トマト、ニンジン、ラワンブキ、ジャガイモ、ゴボウなど通年で販売できる8種類が定番商品だ。

 トマトは、ミニトマトが種ごと薄くなって重なり合っている。粘りけがあり、口に入れるとまるでジャムのように甘酸っぱさが広がる。足寄町特産のラワンブキの香りの強さは、フキノトウを連想させる。メークイーンを使ったジャガイモは、かむうちにとろけてきて、こちらも十勝の野菜の風味が、口いっぱいに広がるようだ。

 今月14日に神奈川県の箱根のホテルにあるレストランへ初めて出荷したほか、首都圏の複数のデパートからも引き合いがきている。

 ほかにも焙煎技術を生かし、十勝産の黒豆、チコリ、ゴボウを使ったお茶「十勝焙煎野菜」を商品化した。簡単なようだが、すべてが手作業で「まだ割高感があるかも」としつつも「切り分けを外注することで販売が増えても対応できる。そうなれば値段も下げられる。十勝産すべての野菜加工も夢ではない」。

 食糧基地・十勝の名をさらに全国に広めようと、挑戦はまだまだ続く。(池田敏行)

    ◇

 「珈琲専科ヨシダ」は1975年創業。本店と隣接する焙煎工場のほかに、帯広市内と近隣の大型商業施設などに計5店舗ある。

 「十勝糖彩」はニンジン、マッシュルーム、ジャガイモ、ゴボウ、ルバーブ、ラワンブキ、ナガイモ、トマトの8種類を通年販売し、季節限定でアスパラガス、リンゴ、パプリカなどもある。同社のホームページから購入できるほか、丸井今井札幌本店が今年からお歳暮として扱っている。50グラム入りで千円か1200円(税抜き)。ガラスのかわいらしい小瓶入りで、賞味期限は90日間。

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