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土曜「考える」【北の文化】

北海道でお笑いを仕事に アフロンゲ丸山

写真: 拡大

写真:アフロンゲ丸山(中央)と北海笑事の仲間たち=札幌・ススキノの「北笑ダイニング」 拡大アフロンゲ丸山(中央)と北海笑事の仲間たち=札幌・ススキノの「北笑ダイニング」

 ●アフロンゲ丸山 「北海笑事」社長

 ■楽しんで頂き、楽しませてもらう

 2010年にお笑い事務所「北海笑事」を仲間と立ち上げ、6年になります。今でこそ「平岸我楽多団」(HTB)というレギュラー番組を筆頭に、毎月の営業も増えつつありますが、最初は失敗ばかり。振り返れば多くの皆さんに助けられて何とかやってこれました。

   ◇ ◇ ◇

 元々は、札幌でアマチュア芸人を集めて月イチの自主ライブを開催していました。もちろん芸人だけでは食べていけないので、みなバイトしながらの生活でしたが、ある時から「北海道で芸人を続けるには?」と真剣に考え始めました。そのタイミングで、現在の相方・ヨッシーが東京での芸人活動から札幌に戻ってきました。2人で一緒に毎日ネタをやって食べていくには、「お笑いライブができる飲み屋をやれば両立できる!」と思い立ったわけです。

 かくしてお笑いバー「北笑ダイニング」は10年12月1日にオープンしましたが、本当は11月1日開店のはずでした。予想外の店の雨漏りや、誰も飲食店の経験がなく料理やお酒の作り方が分からないという根本的な問題が発生し、いきなりつまずく前途多難なスタートでした(笑)。

 何とかオープンしたものの、経営は当然赤字、何よりお笑いバーなのに、誰も笑ってくれない。お客さんにツッコむと怒られ、逆に何もしなければしないで怒られ……と、怒られてばかりいる日々が続きました。

 でも今思えば、何も知らなかったことが功を奏したといえます。閉店後にみんなとみっちり話し合い、時にはケンカもしながら、お店の方向性を考え、そこから「どんなに怒られようが、笑いを最優先に」という今も続く営業方針が生まれました。

 開店して3年目ほどで、お店での笑いの取り方、お客さんの楽しませ方をつかみ、テレビやラジオ、営業のお話も頂けるようになりました。これもすべてお店に足を運んでくれた方が自分たちを面白がってくれたから。店での仕事=芸人の仕事に、何とかつながるようになりました。

 営業の現場では、ネタをやるだけでなく、荷物運びや舞台設営なども、全て自分たちでやります。特に気を付けたのは、営業先での礼儀に細心の注意を払うことです。「入りの挨拶(あいさつ)から帰りの挨拶まで」が我々の営業スタイル。弊社は芸人になりたいという人はウェルカムですが、しっかりと挨拶しお礼を述べることが出来ない人はお断りします。

   ◇ ◇ ◇

 正直、お笑い芸人という道は思っている以上にいばらの道です。本当に売れたい、食べていくぞという人は東京で一旗上げるべきだと思います。でも、こんな事を書くと他の芸人さんに怒られてしまうかもしれませんが、そこまでして売れたいとは思っていません。ただ、自分が生まれ育った北海道では一番になりたい。M1グランプリなどの賞レースで、大多数の芸人さんが優勝を目指すと思いますが、我々は「北海道予選だけは絶対に負けない!」という意気込みでエントリーしています。

 「飲み屋がもうかるのでお笑いをやる気がしない……」というのはあくまで舞台上でのネタなので誤解しないで下さいね。北海道にはまだまだお笑い・エンターテインメント開拓の余地があるので、今の店を拡大し、毎日お笑いのステージやショーを開き、たくさんのお客さんに楽しんで頂く事が我々、アフ&ヨッシーを始め北海笑事の芸人が活(い)きる場所だと考えております。でも結局、一番楽しませてもらっているのは我々なのですが(笑)。

     ◇

 「北海笑事」社長 1986年生まれ、愛別町出身。本名・丸山草多。札幌出身のヨッシー(吉本直喜)とアフ&ヨッシーを結成。ライブ予定などは公式サイト(http://hokkaisyouji.com/)。

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