メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

05月21日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

道内スポーツ【2017冬季アジア札幌大会】

ボランティア4600人、奮闘中

写真: 拡大

写真:手作りの折り鶴とパンフレットを手渡す渡辺恵美子さん(左)=札幌市中央区の札幌駅前通地下歩行空間 拡大手作りの折り鶴とパンフレットを手渡す渡辺恵美子さん(左)=札幌市中央区の札幌駅前通地下歩行空間

 熱戦が続く冬季アジア大会で、約4600人のボランティアも連日活躍中だ。競技会場などで選手・役員や来場客らをきめ細かくおもてなしして、北海道の好感度アップにも一役買っている。

 ■VRお勧め・折り鶴配布…笑顔に

 ショートトラック会場の真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(札幌市南区)で案内をする佐藤克己さん(67)=同市南区=は太極拳やマラソンが趣味。「スポーツ会場の雰囲気が好きで、年を取っても関わり続けたい」とボランティアに加わった。外国人客は丁寧な英語でゆっくりと話しかけてくれて、不安が和らいだという。「せっかくの札幌。スポーツ以外も楽しんでほしい」

 韓国から北大農学部に留学しているパク・ゾンギさん(20)は「ショートトラックのファンで、間近で見たい」とボランティアに参加。来日当初はあいさつ程度だった日本語もこの1年で上達し、滑らかな2カ国語で案内した。「日本人と交流する機会も増え、日本の冬のいい思い出になりました」と笑顔を見せた。

 宮の森ジャンプ競技場(札幌市中央区)では、同市西区のパート三浦末見子(まみこ)さん(53)が、ジャンプ競技を疑似体験できる「VR」(仮想現実)の装置を来場者に勧めていた。英語は苦手だが、外国人にジェスチャーを交えながら説明。「道民の一人として盛り上げたい。少しは楽しませることができたかな」

 競技会場の外にもボランティアがいる。藤女子大4年の藤沢春萌(はるも)さん(23)は中国語の翻訳家を目指しており、札幌市中央区の京王プラザホテルで案内をしている。中国人客からは「預けた荷物の中身を取り出したい」「一番近い競技会場はどこ?」といった質問が寄せられ、「自分の中国語でお客さんが安心してくれるのがわかって、うれしい」と話す。

 札幌駅前通地下歩行空間の大会インフォメーションセンターでは、同市豊平区の渡辺恵美子さん(77)が紅白の折り鶴を手渡していた。30年にわたってボランティア活動を重ねており、手作りの折り鶴の配布を提案して採用された。「日本らしく、平和の象徴でもある。受け取った人も喜んでくれた」。折り鶴は、アイスホッケーやカーリングの会場に近い市営地下鉄月寒中央駅でも配られている。

 スピードスケートが実施された帯広市の明治北海道十勝オーバルでも、ボランティアが裏方として支えた。幕別町の嶽山信行さん(76)は来場客の手荷物の受け渡し役。これまでもマラソン大会のボランティアをしており、「地元開催なので手伝いたかった」という。競技を直接見ることができず、各国の人たちと話すことも難しいけれど、「選手がいい環境で滑ることができ、見に来た人が楽しくなれば」という。

 芽室町の内田謙一さん(66)は会社員時代に中国や中東で勤務した経験を生かし、英語、中国語、アラビア語の通訳を担当。選手のドーピング検査にも付き添った。「海外経験をようやく社会貢献として生かせる。選手たちには、各国の言葉で『おめでとう』『頑張ったね』とひとこと添えたい」と話した。

 (大山稜、丹野宗丈、佐藤靖)

PR情報

ここから広告です

PR注目情報

北海道報道センターから

北海道アサヒ・コムへようこそ。
身のまわりの出来事やニュース、情報などをメールでお寄せ下さい(添付ファイルはご遠慮下さい)
メールはこちらから

朝日新聞 北海道報道センター 公式ツイッター

注目コンテンツ